
ドナルド・トランプ米大統領が、厳しい質問を投げかけたCNNのホワイトハウス担当記者に対し、「目には憎しみが満ちている(Such hatred in her eyes)」などと公然と非難した。これをきっかけに、女性ジャーナリストや政治家の外見や表情を標的にした攻撃を巡る論争が再燃している。
ニューヨーク・ポスト、ザ・ヒルなど米現地メディアは、トランプ大統領が3日(現地時間)ホワイトハウスの執務室で記者たちとの質疑応答を行っている際、ケイトラン・コリンズ記者が法務部の17億7,600万ドル(約2,846億3,300万円)規模の「反武器化基金」の推進状況を尋ねると、質問に答える代わりに記者個人とCNNを攻撃する発言を続けたと報じた。
トランプ大統領は「お前のような連中がアメリカ国民を苦しめてきた。恥を知るべきだ」と述べた後、CNNに対して「非常に腐敗した組織だ。新たなオーナーが就任したことで変わるかもしれないが、その体質を改めるのは容易ではない」と非難した。
コリンズ記者が追加質問を試みると、トランプ大統領は言葉を遮り「黙れ」と言った後、「君は若くて美しい女性なのに、決して笑わない。笑顔を見たことがなく、目には憎しみが満ちている」と主張した。

CNNは即座に反論した。放送局の広報担当者は「コリンズ氏は、ホワイトハウスと取材現場を行き来しながら、粘り強く取材を続ける優れた記者だ」とし、「彼女の報道は世界中の視聴者から信頼を得ている」と述べた。
今回の発言はトランプ大統領の元報道官であったサラ・マシューズ氏まで公に批判し、波紋が広がった。
マシューズ氏はCNN放送に出演し「コリンズ氏は非常に優れた記者であり、トランプ大統領がその場にいた他のどの記者よりも彼女を厳しく攻撃するのは、まさにそのためだ」と述べた。続けて「女性に対して、仕事をしながら笑顔でいることを求めるのは不快だ」とし、「鋭い質問をする際に、必ず笑顔でいなければならないという決まりはない」と指摘した。
彼女はまた「トランプ大統領がこの問題を繰り返し取り上げるのは、コリンズ氏だけでなく、他の女性たちに対する女性蔑視的な攻撃でもある」と批判した。
米メディアは、今回の発言について、トランプ大統領が長年続けてきた「外見攻撃政治」を改めて示す事例だと評価した。
トランプ大統領は、これまで自分に批判的な女性記者や政治家に対して外見や年齢、表情などを問題にする発言を繰り返してきた。昨年ニューヨーク・タイムズの記者ケイティ・ロジャース氏に対して「内面と外面の両方が醜い」と非難し、ブルームバーグの記者キャサリン・ルーシー氏には「黙れ、ブタ」と言って論争を引き起こした。
2015年共和党大統領選挙予備選挙の際、競争相手であったカーリー・フィオリーナ氏に対しては「誰があの顔に投票するだろうか」と言い、FOXニュースの司会者メーガン・ケリー氏に対しては「ビンボ(bimbo)」という侮蔑的な表現を使ったこともある。ビンボは知性とは対照的な「愚かさ」や「頭の悪さ」を意味する侮蔑的な言葉として使われている。













コメント0