
ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領は14日(現地時間)、ドナルド・トランプ米大統領と電話会談を行い、ウクライナ戦争の終結と和平実現に向けた方策について協議した。
ゼレンスキー大統領はこの日、「X(旧Twitter)」への投稿で、「和平の実現を早めるうえで役立つ可能性のある課題について協議した」と明らかにした。また、「最近の戦況や、ウクライナ軍が戦況上有利な立場を確保していることについてもトランプ大統領に説明した」と述べた。
両首脳は、15日から17日にかけてフランス・エビアンで開催される主要7カ国(G7)首脳会議に合わせて個別会談を行い、協議を継続することで一致した。
ゼレンスキー大統領は「和平を前進させ、人命を守るための有効な方策がある」と語った。
終戦を目指す外交的接触が続く一方、戦場ではロシアとウクライナが互いの重要施設を標的とした攻撃を応酬し、緊張を高めている。
ロシア国防省は声明で、ロシア軍の戦術航空機、ドローン、ミサイル、砲兵部隊が、ウクライナの長距離ドローン保管施設や、軍事作戦に利用されているエネルギー・交通・港湾インフラを攻撃したと発表した。
またロシア側は、ウクライナ軍部隊や外国人傭兵が一時駐留している150か所を攻撃したと主張した。さらに、過去24時間でウクライナのドローン483機を撃墜したと発表した。
一方でロシアは、モスクワ近郊を含む複数の地域がウクライナによるドローン攻撃を受け、民間人の被害が発生したことも明らかにした。モスクワのセルゲイ・ソビャーニン市長は「ドローンの残骸が落下した現場で緊急対応チームが活動している」と述べた。
これに対しウクライナ側は、ロシアの戦略的重要施設を攻撃したと発表した。ゼレンスキー大統領は、ウクライナ軍がロシア国内の複数の重要施設を攻撃したとし、その対象にはロシア中部ヤロスラブリ州の石油施設も含まれていたと説明した。
ゼレンスキー大統領は、この施設がロシアの石油備蓄において重要な役割を果たしていると指摘した。
また、ウクライナ軍がトゥーラ州にあるアゾト化学工場も攻撃したと明らかにした。ゼレンスキー大統領は、この化学工場がロシアの主要な爆薬生産施設だと付け加えた。
ロシアとウクライナが互いの主要な軍事・産業施設を狙った攻撃を続ける中、戦争終結に向けた外交協議も並行して進められており、今後の交渉の進展に注目が集まっている。
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