中国、電動化を大型トラックにも拡大 2030年に新車販売の40%目指す
充電・バッテリー交換所3,000カ所、貨物輸送網3万キロを整備
中国が新エネルギー大型トラックの普及を加速させる。2030年までに新車販売に占める割合を40%に引き上げ、充電・バッテリー交換設備やゼロエミッション貨物輸送網も大幅に拡充する計画だ。新エネルギー車には電気自動車、ハイブリッド車、水素自動車が含まれる。
CNEVPostが13日に報じたところによると、中国交通運輸部を含む11の政府機関はこのほど、新エネルギー大型トラックの普及拡大策を発表した。
政府は2030年までに新エネルギー大型トラックの保有台数を160万台以上に増やし、大型トラック全体の約20%を占める水準にする計画だ。新車販売に占める割合も40%まで引き上げる。

主要地域の定期短距離輸送路線では、新エネルギー大型トラックの割合を80%以上に高める。高速道路を利用する貨物輸送量の18%を新エネルギー大型トラックが担う体制も目指す。
このため、大型トラック向けの充電・バッテリー交換所を約3,000カ所整備し、主要高速道路沿いに総延長3万キロのゼロエミッション貨物輸送網を構築する。
新設または改修する高速道路のサービスエリアには、大型トラック用の充電・バッテリー交換設備を設置するか、将来の設置に備えて用地を確保する方針だ。
車両購入やインフラ整備に対する財政・金融支援も強化する。地方政府に専項債とグリーンファイナンスを活用した事業支援を促すほか、車両購入や充電設備の建設に必要な融資も拡充する予定だ。
車両とバッテリーの所有権を分ける仕組みや、バッテリーのリースといった新たな事業モデルも普及させる。物流、鉱山、港湾など、大型トラックの需要が多い分野を中心に活用範囲を広げる計画だ。
バッテリー交換所の安全管理も強化する。交換用バッテリーの製造から使用、回収までの全工程を追跡できる管理体制を整備する。
中国の大型トラック市場では、すでに電動化が急速に進んでいる。中国汽車工業協会などによると、2025年の新エネルギー大型トラック販売台数は23万1,100台で、前年比182%増加した。大型トラック販売全体に占める割合は約29%だった。
2025年12月には、補助金の終了を前に駆け込み需要が集中し、月間販売に占める新エネルギー大型トラックの割合が過去最高の53.89%に達した。
普及拡大の背景には、運行コストの低さがある。中国経済メディアの『財経』はCATL関係者の話として、新エネルギー大型トラックは従来の内燃機関車と比べ、10年間の運行コストを約120万元(約2,852万円)削減できると報じた。
CATLも大型トラックの電動化市場に力を入れている。同社は2025年5月、大型トラック向けの標準化された交換式バッテリーパックを発売し、今後3年以内に中国の大型トラック市場の電動化率が50%に達すると予測した。














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