
ロシアの侵攻以降、ウクライナの強力な同盟国の一つだったポーランドが、ウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領に授与した最高勲章を剥奪した。20日、米ワシントン・ポスト(WP)などの海外メディアは、3年前にポーランドのカロル・ナヴロツキ大統領がゼレンスキー大統領に授与したポーランド最高勲章「白鷲勲章」を撤回したと報じた。
ナヴロツキ大統領のこの措置は、ウクライナ軍部隊の命名が原因だ。先月末、ゼレンスキー大統領はウクライナ軍の特殊部隊に「ウクライナ蜂起軍(UPA)の英雄たち」という称号を付与する法令に署名した。彼はこれを軍の歴史的な伝統を復元する措置だと説明したが、ポーランドは即座に反発した。
ウクライナではUPAが旧ソ連とナチス・ドイツに対抗した抵抗勢力と評価されているが、ポーランドでは1943年から1945年に発生した「ヴォルィーニ虐殺」の主犯と見なされているためだ。ポーランド側はこの事件で当時約10万人のポーランド系住民が残虐に虐殺されたと主張している。
これについてナヴロツキ大統領はSNSで「ポーランドがゼレンスキー大統領の勲章を剥奪した決定は『警告』だ」とし、「両国関係には越えてはいけない一線がある」と強調した。これに対しゼレンスキー大統領も勲章が箱に入れられて配送される写真を投稿し、ポーランドに返還すると表明した。
彼は「この勲章はロシアのエカチェリーナ2世、イタリアのベニート・ムッソリーニ、ロシアと緊密に協力するドイツのゲアハルト・シュレーダー元首相にも授与されたため、ウクライナは異議を唱えない」とし、不快感を示した。これは、過去にポーランド侵攻を主導、あるいはこれに加担した人物の勲章は取り消されていない一方で、ロシアと戦っている自身の勲章だけが剝奪されたことへの批判を示したものとみられる。
ロイター通信は「ポーランドはこれまでロシアの侵攻に対抗してウクライナを強力に支援してきた」とし、「今回の件で両国間に深刻な外交的な対立が引き起こされる可能性がある」と懸念を示した。しかし今回の件でポーランドのウクライナ支援が途絶える可能性は低いとみられる。
ナヴロツキ大統領は「勲章の剥奪はウクライナ国民に対する反感ではなく、ポーランドの安全保障政策の戦略的方向性の変化を意味するものでもない」とし、解釈の拡大を戒めた。一方、ポーランドは2022年のロシア侵攻以降、ウクライナに戦車や装甲車、MiG-29戦闘機、自走砲などを大量に支援しており、西側諸国が送った軍需物資の中継地としての役割も果たしてきた。

















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