
自分と写真を撮ってくれるよう繰り返し懇願したとイタリアのジョルジャ・メローニ首相を揶揄していた米国のドナルド・トランプ大統領が突然彼女のことを「良い人」と評し、和解の姿勢を示した。ロイター通信などの海外メディアは7日(現地時間)、トランプ大統領が北大西洋条約機構(NATO)首脳会議に出席するためトルコを訪れた際、記者団に「メローニ首相が我々を助けることを拒否したため関係が少しこじれたが、私は彼女が好きだ。実際、良い人(Nice Person)だと思う」と述べた一方で、「ただし彼女が間違いを犯したと思う」とも明かしたと報じた。
トランプ大統領が指摘したメローニ首相の間違いは、イラン戦争の過程でイタリアが米国を支援しなかったことだと解釈される。メローニ首相は昨年1月、欧州の首脳の中で唯一、慣例を破ってトランプ大統領の就任式に公式招待され出席した。トランプ大統領はメローニ首相をしばしば「素晴らしい指導者」と称賛するほど関係が良好だったが、イラン戦争に関する意見の相違から亀裂が生じ始めた。実際に3月、メローニ首相はイラン空爆とホルムズ海峡の開放問題で他国同様に非協力的な態度を示した。特に、シチリア島の米軍基地を戦闘作戦に使用することを認めなかった。
さらに4月、イラン戦争を繰り返し非難した教皇レオ14世をトランプ大統領が激しく批判したことに対し、メローニ首相は「容認できない」とし、「教皇が平和を呼びかけ、あらゆる形の戦争を非難するのは正しく、当然のことだ」と述べた。この発言にトランプ大統領も不快感を隠さなかった。彼はメローニ首相の発言にショックを受け、「容認できないのは彼女の方だ」と反論した。特に「彼女はイランが核兵器を保有し、チャンスがあれば2分でイタリアを吹き飛ばすことを気にしていないからだ」と批判した。
このような状況で出たトランプ大統領による写真撮影懇願発言は感情に火をつけた。彼は6月、フランスで開催された主要7か国(G7)首脳会議の直後にイタリアメディアとのインタビューで「メローニ首相は私と写真を撮りたくてたまらず、何度も懇願してきた」とし、「気の毒に思って写真撮影に応じてやった。私が話をしてやったので、おそらく喜んでいたはずだ」と揶揄した。これに対しメローニ首相は「完全な作り話だ」とし、「イタリアと私は誰にも懇願しない」と反論した。
トランプ大統領のわだかまりは、NATO首脳会議を前にしても尾を引いた。彼は6日、自身のSNSにメローニ首相が自分を見上げる姿と共に「接近禁止命令が必要だ」という文言を添えた。
結果的にトランプ大統領の今回の発言は、メローニ首相と和解する意図と、支援しなかったことへの恨みが残っていることを如実に示している。これに対しイタリアのアントニオ・タイヤーニ外相は「米国の大統領はSNSで挑発的に自己表現するのが好きな人物だ。我々は論争を大きくしないため、対応しないことにした」とし、「我々は米国の友人であり、これからもそうだ」と述べた。匿名を希望するメローニ首相の側近もロイター通信に、メローニ首相がトランプ大統領を無視する可能性はないとし、このような状況をうまく処理できるメローニ首相がむしろ彼を笑顔で迎えるだろうと伝えた。













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