
ドナルド・トランプ米大統領が、米国代表FWフォラリン・バログンの出場停止処分の見直しを国際サッカー連盟(FIFA)のジャンニ・インファンティーノ会長に求めたことを巡り、批判が広がっている。
トランプ大統領は6日(現地時間)、ホワイトハウスで開かれた「トランプ貯蓄口座」創設イベントで、記者団からFIFAのインファンティーノ会長と電話したのかと問われ、「その通りだ」と認めた。トランプ大統領は「バログンがレッドカードを提示されたプレーは故意ではなかった」としたうえで、「再検討を求めただけだ」と説明した。
2日、米サンフランシスコのベイエリア・スタジアムで行われた米国対ボスニア・ヘルツェゴビナの決勝トーナメント1回戦で、バログンは相手選手の足首を踏みつけて退場処分となった。しかし翌日、FIFAはバログンに科した1試合の出場停止処分について、執行を1年間猶予すると発表した。
これを受け、米国と決勝トーナメント2回戦(ベスト16)で対戦するベルギーだけでなく、欧州や米国内でも批判が強まっている。
元サッカー審判のベルギーのマキシム・プレヴォ副首相兼外相は、米政治メディア「ポリティコ」に対し、「もし本当に電話一本でこの理解し難い決定が下されたのであれば、サッカー、そしてスポーツの最も基本的なルールを損なうことになる」と批判した。
欧州サッカー連盟(UEFA)は、「FIFAは一線を越えた」と批判した。UEFAは、「退場に伴う最低1試合の自動出場停止は裁量で変更できるものではなく、管轄機関の判断を要するものでもない」としたうえで、「前例がなく、理解も正当化もできない決定だ」と指摘した。
米共和党のアダム・キンジンガー元下院議員は、自身の「X(旧ツイッター)」に「FIFAでさえトランプ一族の腐敗に加担している」と投稿した。その上で、「米国が優勝したとしても、その結果が公正であれ不公正であれ、その優勝には常に疑念が付きまとうことになる」と批判した。













コメント0