
数十年にわたり博物館の収蔵品の引き出しの中で眠っていた化石が、南極大陸で初めて発見された恐竜の骨だったことが分かった。
英BBCや米CNNなどによると、ロンドン自然史博物館は6月30日(現地時間)、声明を通じて該当の椎骨化石が1985年に英国南極観測隊(BAS)によって初めて発掘されたが、当時は大型爬虫類の骨と誤認され保管されてきたと発表した。
長年放置されていたこの化石の正体を突き止めたのは、英国南極観測隊の古生物学者で地質コレクション管理者のマーク・エヴァンス氏だ。エヴァンス氏は取材に対し「化石の形が特異で、既存の判断が正しいか確認したかった」と研究のきっかけを明かした。
国際学術誌「Acta Palaeontologica Polonica」に掲載された論文によると、分析の結果、この化石は史上最大級の体格を誇った首長の草食恐竜「ティタノサウルス」の椎骨と確認された。
100種以上が確認されているティタノサウルス類の成体は通常、体重15トンに達する巨大な体格を持つ。最大の標本は生存時の体長が37メートル、体重は63.5トンに達したと推定される。ただし、今回確認された化石は直径約10センチメートルの大きさで、体長6~7メートル程度の若い個体か小型成体の骨とみられる。
研究共同著者でカーネギー自然史博物館のマシュー・C・ラマンナ学芸員は「この骨は数十年間引き出しの中に閉じ込められていたが、新たな研究によって首長竜脚類がかつて南極に生息していたという希少な証拠として世に出ることになった」と評価した。
自然史博物館のポール・バレット研究員も「一見平凡に見えるが、南極探検史上初の恐竜化石という点で重大な意味を持つ」とし、「この恐竜が生息していた約8200万年前の白亜紀後期の南極は、大型草食動物が十分に餌を取れるほど鬱蒼と茂った温帯林に覆われていた」と説明した。
さらに研究チームは、今回の発見が過去の大陸間における恐竜の移動経路を理解する上で重要な手がかりになるとみている。研究共同著者で、ロンドン大学(UCL)博士課程に在籍するサマンサ・ビストン氏は「この動物が生きていた時期、現在の南極は南半球全体を含む超大陸『ゴンドワナ』の一部だった」とし、「今回の発見はティタノサウルス類の近縁種が南極を経由して南米とオーストラリア大陸の間を移動していたことを示している」と付け加えた。
専門家らは、南極の大部分を覆う氷のため化石記録は極めて乏しいとしながらも、気候変動により今後さらに多くの恐竜化石が発見される可能性があると予測している。













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