
イスラエルに暗殺された、イランの前最高指導者アヤトラ・アリ・ハメネイ師の葬儀が2日目も続いている。
5日(現地時間)、ハメネイ師の息子3人が父と家族4人の葬儀に参列した。しかし、最高指導者職を継承した次男のモジタバ・ハメネイ氏は姿を見せなかった。
この日、イラン国営テレビは、モスタファ氏、メイサム氏、マスウード氏のハメネイ3兄弟が棺の後ろで祈る場面を放映した。場所はテヘランのイマーム・ホメイニ大モサラの広い中庭だった。モサラは大規模な宗教複合施設だ。
イランは神権国家への大衆的な献身と革命の熱気を誇示しながら、1週間にわたる大規模な葬列を進めている。隣国イラクのシーア派聖地へ遺体を移す日程も含まれる。ハメネイ師の棺は、国内外の高官による弔問のため、1日間屋内に安置された。その後、4日には娘、娘婿、嫁、生後14か月の孫娘の棺とともにガラスの棺に納められ、屋外に展示された。

モジタバ師はまだ公の場に姿を現しておらず、写真も公開されていない。また、2月28日の攻撃で負傷したとされる。この攻撃で、父と他の家族が命を落とした。当時、イスラエルと米国は戦争開始とともにイランの標的を爆撃した。側近らはロイター通信に、モジタバ氏の顔は大きく損傷し、片脚または両脚に重傷を負ったと伝えた。
ニューヨーク・タイムズ(NYT)は、現最高指導者であるモジタバ氏が父の葬儀に出席したいとの意向を関係者に伝えたものの、イスラエルのを標的になる可能性があるとの懸念から、治安当局がこれまで出席を認めていないと報じた。報道によると、モジタバ氏は9日にマシュハドで開かれる葬儀に出席し、「死者のための祈り」をささげたいとの意向を示した。しかし、治安当局は、イスラエルが葬儀でモジタバ師を暗殺しようとしたり、移動経路を追跡して潜伏先を突き止めたりする恐れがあるとして、出席を認めなかったという。
この日、イランのマスード・ペゼシュキアン大統領とモハンマド・バゲル・ガリバフ国会議長も棺の後ろで祈った。マスード・ハメネイ氏は、イマームが葬儀の祈りを読み上げる間、涙を流し、ケフィエで目元を拭った。ケフィエは格子柄のスカーフで、イランでは革命理念とパレスチナ連帯の象徴とされる。
イラン市民はモサラに押し寄せた。多くが涙を流し、一部は胸をたたいて哀悼の意を示した。夜を徹しての弔問も続いた。イランの地下鉄当局は、4日夜から5日朝までに700万件の利用を記録したと明らかにした。
当局が大規模な行列を予告した月曜日のテヘラン中心部での行事の後、遺体はシーア派の重要拠点である神学都市コムへ移される。7日には同地で儀式が行われる。その後、遺体はイラクへ空輸され、水曜日にシーア派聖地ナジャフとカルバラで儀式が行われる。9日にはイランへ戻り、マシュハドで再び行列が続く。中世のシーア派イマームの墓所近くに埋葬される予定だ。
一方、ドナルド・トランプ米大統領は、ニュースサイトのアクシオスに対し、葬儀関連行事のため、和平協議が1週間中断されたと明らかにした。














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