「親は借金を借金で返し、息子は富豪ごっこ」両親に2億円以上を借りさせた息子の“真っ赤なウソ”とは

「富豪の息子」を装い、交際相手2人に約2億3,400万円を浪費
高級ホテル・ブランド品・高級車まで…詐欺罪で懲役11年
中国のある留学生がオックスフォード大学大学院に進学するには巨額の保証金が必要だと親を騙し、親戚や知人からを借金をさせた上、その金を贅沢な生活に使い果たしたとして、懲役11年の判決を受けた。
彼が親を通じて借りた金額はなんと1,000万元(約2億4,100万円)だった。このうち970万元(約2億3,400万円)以上を2人の交際相手のために使ったことが明らかになった。
中国江蘇省無錫市浜湖区の人民検察院がこのほど明らかにしたことによると、留学生の王被告は詐欺罪で懲役11年と罰金10万元(約240万円)の判決を言い渡された。
王被告は2016年に海外に留学し、高校に通い、2018年9月に現地の名門大学に進学した。裕福ではない家庭にもかかわらず、被告の親は息子の留学を全面的に支援した。息子が学費と生活費を稼ぐためにアルバイトで学業に支障をきたすのを心配し、2年にわたり、無錫に所有していた住宅2軒を担保に入れたり、処分したりした。
親は王に厳しい家計事情を説明し、節約するよう言い聞かせた。王被告も「分かった」と約束したが、実際の生活は違っていた。
2020年、新型コロナウイルス感染症の影響で中国に帰国し、オンライン授業を受けていた王被告は、翌年大学を卒業した。その後、母親に世界的な名門大学のオックスフォード大学の大学院に進学すると言って巨額を要求し始めた。
大学院に出願するには高額の「保証金」を収める必要があるが、その金は一時的に凍結されるだけで、合格の有無に関わらずすぐに全額返金されると親を騙した。名門大学院に進学することを願っていた親はその言葉を信じ込んだ。
母親は2021年以降、職場の同僚や近隣住民、親戚らを回って数百万元を借りて息子に送金した。やがて金を貸した人々の返済催促が始まった。しかし、王被告は「保証金はすでに私の口座に返金された」、「両替と銀行審査が終わっていないのでまだ引き出せない」と説明し、親を安心させていた。
借金を返す当てがなくなった親は、ついには別の親戚から金を借りて既存の借金を返す「自転車操業」まで始めた。
親が苦労して作った金で王は自分を「富豪の息子」のように装い、彼女たちと豪華な生活を楽しんだ。彼女に頻繁に巨額を送金するのはもちろん、高級旅行やブランド品の購入費用も負担した。彼女が住む家を借りたり購入したり、その家族や知人にまで車を買い与えたりした。
こうして2人の交際相手のために使った金だけで970万元を超えることが調査で明らかになった。
王被告も高級ホテルや豪華な住宅を転々としながら生活した。高級車を借りて乗り回し、ブランド品を買い漁るなど、資産家の子供のように振る舞い、親や親戚が工面した金を事実上すべて使い果たした。
しかし、その嘘はついに家族に発覚した。
2022年12月、王被告の母方の叔父が異変に気づき、警察に通報した。警察は翌年7月、王被告を詐欺の容疑で正式に捜査を開始し、事件は2025年4月に検察に送致された。
検察は王被告が大学院進学を口実に親や親戚を騙して多額の借金をさせ、その金を個人的な消費に使用した行為が詐欺罪に該当すると判断した。
名門大学院に進学すると言って巨額の借金を背負った親。しかし、その金は息子の「富豪の息子」を装い、ぜいたくな交際を続けるために使われ、王被告は結局11年の実刑判決を受けることとなった。
















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