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2025年07月29日火曜日
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F-35がF-47までの「主力戦闘機」に変貌中!F-35を「5.5世代機」へ進化させる、ロッキードの新戦略に注目集まる

【引用:米空軍】アメリカの防衛大手ロッキード・マーティンは、次世代戦闘機「F-47」登場までの“戦力空白”を埋めるため、F-35を大幅にアップグレードする新戦略「5-Plus(ファイブ・プラス)」を発表した。F-35は、ステルス性とセンサー融合機能を備えた第5世代戦闘機で、A・B・Cの3モデルが存在する。すでに米国を含む18カ国で導入され、韓国空軍もF-35Aを39機運用している。このF-35に一部の第6世代技術を統合することで、次世代機の登場までの「過渡期」を支える主力機として活用する構想だ。

【引用:米空軍】ロッキード・マーティンのジム・タイクレットCEOは22日の決算発表で、「F-35はまだ成長可能なプラットフォームであり、第6世代機の80%の性能を、わずか50%のコストで実現可能だ」と強調した。専門家の間では、この「5-Plus」構想を「5.5世代機」に近いものだという見方も出ている。この進化によって、F-35は単なる第5世代機にとどまらず、実質的な“次世代機の代役”としての役割を果たすことになる。

【引用:NASA】一方、米空軍は次世代戦闘機開発プログラム(NGAD)の契約企業としてボーイングを選定した。現在は「F-47」と仮称され、初期作戦能力(IOC)の獲得は2029年が目標とされる。ロッキードはNGAD受注にこそ至らなかったものの、「センサー融合」「電子戦(EW)」「自律性強化」などの研究成果をF-35へ応用する方針を示しており、戦術的柔軟性を強化し続けている。なお、最近ではF-22とF-35が参加した極秘作戦が報じられており、標的はイラン核施設ともされる「ミッドナイト・ハンマー作戦」と推測されている。

【引用:NGAD】ただし、ロッキードの挑戦にはリスクも伴う。決算発表では、固定価格契約で進行していた機密航空機開発プロジェクトにおいて、約16億ドルの損失が発生したことが明らかにされた。このプロジェクトを主導するのは、あの「伝説の開発部門」スカンクワークス。過去にはU-2、SR-71、F-117といった名機を生み出してきたが、今回はスケジュールや運営体制の見直しに着手しているという。こうした背景の中でも、F-35の継続的進化を通じて“第6世代への橋渡し”を狙うロッキード・マーティンの戦略は、航空戦力の現在と未来をつなぐ鍵として注目を集めている。

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