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2025年07月29日火曜日
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なぜワニはカピバラを襲わないのか?動物界一「世渡り上手な」カピバラの「戦わない生き残り術」

【引用:Daum】弱肉強食という冷酷な掟が支配する動物の世界。だが、そのルールを嘲笑うかのように、悠々と捕食者の背中に乗って川を渡る動物がいる。その名は、「親和力の王者」と称されるカピバラだ。

【引用:tiktok@capyafterparty】最近、SNSで公開された動画には、信じ難い光景が映っていた。カピバラが巨大なワニの背に乗っているのだ。しかも、怯える様子もなく、リラックスした状態でワニの上からの眺めを楽しんでいるようにさえ見える。本来であればワニに一口で飲み込まれてもおかしくないように見えるが、ワニは特に気にしていないのか、カピバラを背負ったまま悠然と前を進んでいく。では、なぜ捕食者であるワニはカピバラを襲わないのだろうか?この驚くべき共存の背景には、カピバラの生態的な特徴と温厚な性格が深く関係している。

【引用:tiktok@capyafterparty】カピバラは群れで生活し、ジャガーやアナコンダなどの天敵が近づくと、特有の鳴き声で周囲に危険を知らせる習性がある。この警報システムは、ワニを含む他の動物たちにとっても有益だ。そのため、カピバラを襲うより、そばに置いておくほうがサバイバル上有利だと判断されている可能性がある。カピバラは世界最大のげっ歯類で、成獣になると体重は60kgを超える。つまり、ワニにとってカピバラは獲物としてサイズが大きく、捕食するには手強いうえに、魚などと比べて捕食効率が低い。そのため、「わざわざ狩る価値がない」と判断されている可能性もある。

【引用:tiktok@capyafterparty】カピバラは他の動物を威嚇したり、警戒心を煽るような行動を一切とらない。この穏やかで平和主義的な性格のおかげで、周囲の動物たちにも自然と仲間として受け入れられる傾向がある。もちろん、すべてのワニがカピバラに友好的なわけではなく、稀に襲う事例もある。しかし、捕食者であるワニとも共存してしまうカピバラの親和力は、動物の世界にも「共に生きる」という選択肢があることを教えてくれる、実に興味深い一例である。

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