
北海道恵庭市で25日午前、国道上で車10台が絡む多重事故が発生し、女性2人が軽傷を負った。突然の衝突により現場は一時騒然となり、周辺道路は大きく渋滞した。事故直後、運転していた人物の一人がその場から逃走し、警察が追跡を開始した。

約2時間後、現場から約4キロ離れた工場に侵入した疑いで、パート従業員の今北知宏容疑者(33)が逮捕された。今北容疑者は工場侵入前、事故現場付近で別の車を奪って逃走していたことが判明した。

警察は事故、車両奪取、工場侵入という一連の行動の関連性を調査している。事件の全容解明のため、逃走経路や奪われた車の状況についても詳細な確認が進められている。

今北容疑者は取り調べに対し黙秘を続けている。事故と逃走劇が重なった今回の事件は地域社会に大きな衝撃を与え、市民の不安が高まっている。警察は動機の特定を急ぐとともに、再発防止策や安全確保に向けた対応を進めており、今後の捜査の進展が注目されている。
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