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今流行っていると噂の「段ボール棺」?ネット上に出回るフェイク画像に要注意

川田翔平 アクセス  

引用=オンラインコミュニティ

岸田首相の名前が書かれたダンボールを遺体焼却用の焼却炉に入れる写真が、「日本で流行しているダンボール棺」というタイトルで韓国のオンラインコミュニティに出回っている。しかし、確認の結果、誰かによって操作されたフェイク画像だったという。

19日、いくつかのオンラインコミュニティに掲載されたこの投稿には、ジャンパー姿に帽子をかぶった男性が大きなダンボールボックスを遺体焼却用と似ている焼却炉に入れる写真が添付されていた。ボックスの上部はテープもきちんと貼られておらず、開いたまま。写真の下部にはTVニュースの字幕のように日本語で「主流になりつつあるダンボール棺」という説明がつけられていた。

この投稿を最初に掲載したとされるAさんは、「(日本では)浮浪者や身元が確認できない人が遺体用の袋に入った状態でダンボール棺に入れられ、すぐに焼却される」と述べ、「日本だけでなく多くの国で無縁仏の遺体を処理する際、このような方法がとられている」と主張した。

彼は、「経済的能力がない庶民の間でもすぐに燃えてしまう高価な棺を使う必要がないとして(ダンボール棺を)選択する比率が高まっている」と付け加えた。

しかし、韓国の日刊紙国民日報によると、この投稿に添付された写真は日本のTVニュース映像ではなく、昨年12月末にアップロードされたフィリピン在住者のYouTube動画をキャプチャしたものであり、元の動画で日本語の字幕は登場しない。

問題の写真は、該当のYouTube動画の一場面をキャプチャした後、これを左右反転させて日本語の字幕を付けたものだ。焼却炉に入る紙製の棺に大きく書かれた「岸田文雄」という漢字も、粗雑な作りで、画像の上に文字を入れていることが分かる程度だ。

誰かの遺骨を焼却する場面と推測できるが、その場所を日本の火葬場と見なすための手がかりはなく、このYouTubeアカウントにアップロードされた他の動画も同様だった。ほとんどがフィリピン現地の日常を断片的に収めた映像で、焼却場でスタッフと英語で会話していた老人がYouTubeアカウントの所有者と推測される。また、ほとんどの動画に彼が登場していた。

実際に、ダンボール棺はいくつかの国で遺体処理に使用されている。2020年にはエクアドルが新型コロナウイルスの拡大により死者が急増したため、ダンボール棺を市民に配布したこともあった。

川田翔平
editor@kangnamtimes.com

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