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紫色が持つ驚きの美白効果、紫外線による肌老化を防いでくれる果物とはズバリ!

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ブルーベリーやブドウなどに含まれる紫色の色素「アントシアニン」が、紫外線によって老化した肌を回復させるという研究結果が発表された。

引用:shutterstock

先月1日(現地時間)、中国山西大学・生物科学工学科のウェン・カンジン教授の研究チームが国際学術誌「フード」で、ブルーベリーやブドウなどの紫色の果物に豊富に含まれるアントシアニン成分が、紫外線によって損傷した肌の回復に効果的だという結果を発表した。

紫外線に長時間さらされると、肌の乾燥、粗さ、色素沈着が生じると言われている。また、弾力を失うことを「光老化」と呼んでいる。

紫外線A(UV-A)と紫外線B(UV-B)は、肌に異なる影響を与える。UV-Aは真皮層に深く浸透し、炎症を増加させ、コラーゲンとエラスチンを分解する一方、UV-Bは表皮と肌の表面層に変化をもたらすと言われている。

現在、光老化の標準的な治療方法は、ビタミンAの誘導体であるレチノイン酸を投与することだ。しかし、長期使用で皮膚炎、紅斑、剥離などの副作用が生じる可能性もある。

研究チームは光老化した肌を回復させる安全で自然な成分を探るため、アントシアニンの効果を分析した。アントシアニンは、様々な花、果物、野菜、穀物に含まれる水溶性の紫色色素だ。ブルーベリー、ブラックベリー、ラズベリー、ブドウ、チェリー、紫芋などがアントシアニンを豊富に含む代表的な食品だ。

研究チームはGoogle ScholarやPubMed(アメリカの検索エンジン)などのデータベースで「光老化」「自然老化」「紫外線」「肌」「アントシアニン」などのキーワードを用いて関連研究を分析した。その結果、アントシアニンが紫外線によって誘導される活性酸素種(ROS)のレベルを効果的に減少させることが判明した。

活性酸素種は、肌細胞を攻撃して損傷を引き起こすが、アントシアニンは活性酸素種を除去する抗酸化酵素を活性化させ、酸化的損傷を軽減し、細胞死を抑制した。このような効果は動物と人間を対象とした臨床研究を通して確認された。

引用:shutterstock

以前、イタリアのカターニア大学の研究チームは、110人の成人を対象に、アントシアニンが豊富な抽出物を半数に投与し、残りの半数にはプラセボを投与する実験を行った。

全体の肌細胞を分析した結果、アントシアニン抽出物を摂取したグループのみが肌の抗酸化能力が向上し、紫外線によって誘導された脂質過酸化反応が減少したという。また、紫外線曝露による紅斑も効果的に緩和された。

韓国食品研究院のイム・テギュ研究員が率いる研究チームも、アントシアニンを含むバラの抽出物を、応募者に適用した結果、美白効果が現れたと報告した。研究チームは、これを紫外線刺激によって誘導されたマトリックスメタロプロテアーゼ-1(MMP-1)の減少によるものだと説明した。

日本の研究チームも16人の参加者にアントシアニンが豊富な桑(クワ)の抽出物を含むカプセルを8週間摂取させた結果、肌のトーンが明るくなり、紅斑が減少したことを確認した。

ウェン・カンジン教授の研究チームは「今回の研究はアントシアニンが光老化した肌を回復させるメカニズムを体系的に分析し、要約したものだ」と述べ、「アントシアニンは構造的に複雑で抽出および精製が難しいため、高純度のアントシアニン抽出技術の開発に注力する必要がある」と強調した。

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