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週5回の習慣が「がんリスク」を33%減少!?脳科学者が最新研究で証明する「セルフ行為」の真実と、権力が隠してきた衝撃の事実

平野大地 アクセス  

自慰行為で脳損傷?

「自慰行為をしすぎると脳に損傷が起きる」という主張について、脳科学者チャン・ドンソンが直接説明する動画が話題となっている。

先月23日、YouTubeチャンネル「チャン・ドンソンの気になる脳」に「脳科学者が語る自慰行為についての誤解と真実 ・ 恋に落ちた脳」というタイトルの動画が投稿された。

動画でチャン・ドンソンは「『自慰行為に没頭したり、ポルノを見すぎると脳に損傷を与える』という動画をよく見かける」と述べ、「ポルノと自慰行為が本当に脳に影響を与えるのか」と疑問を投げかけた。説明に先立ち、チャン・ドンソンはまず「自慰行為は体に良いのか、悪いのか」という質問を投げかけた。

彼は「ネット上には、『自慰行為をすると背が伸びない』、『筋肉が減る』、『脳に損傷を与える』など、ほとんどが体に悪いという話が流れている」と述べた。しかしチャン・ドンソンは、「私が確認した論文の内容はすべて逆だった」と述べ、自慰行為が体に良いとする研究が多いことを強調し、「自慰行為を頻繁に行うことで精子の数が増え、質が向上する。また、前立腺がんの発症リスクが低下するという研究結果も複数報告されている」と説明した。

オーストラリアのビクトリア州がん評議会(Cancer Council Victoria)が20代から50代の男性を対象に行った研究結果も紹介された。この研究では、週に5回以上射精する男性は、そうでない男性に比べて前立腺がんのリスクが33%以上低下することが明らかになった。

アメリカのハーバード大学が行った研究では、過去33年間にわたる11の研究を総合分析したメタアナリシスの結果、月に21回以上射精する男性は、月に4〜7回射精する男性に比べて前立腺がんのリスクが30%以上低下することが示された。

また、チャン・ドンソンは自慰行為が脳の健康に与える影響についても言及した。

彼は「論文を調べた結果、『自慰行為は脳に損傷を与える』と主張する科学者がいる一方で、他の研究者たちはそれに強く反論している」とし、「自慰行為は脳の損傷とは無関係だと断言している」と伝えた。

また、「ポルノを見ながら自慰行為をする場合、前頭葉の機能が一時的に低下するのは事実だが、脳科学的テストの結果、健康な人と比較しても顕著な差は確認されなかった」と述べた。

彼は「(自慰行為が脳の損傷と関係ないと主張する人々は)ポルノを見ている間に一部の脳機能が一時的に低下することはあっても、それは脳の損傷ではなく、日常生活に影響を及ぼすこともないと述べている」と説明した。つまり、ポルノ視聴による一時的な脳機能の低下は確認されるが、それが深刻な損傷や生活への悪影響を引き起こすことはないという見解だ。

ただし、2018年に改訂されたICD-11(国際疾病分類)で「強迫的性行動障害」が追加されたことに触れ、過度な刺激の追求には注意が必要だと警告した。

彼は「デジタル社会では、過剰な刺激にのめり込むことで、正常な欲求を追求できなくなる可能性があり、これは有害といえる」と説明した。

結論として「自慰行為自体は基本的に脳に害を与えるものではない。ただし、特定の性行動に過度に依存すると問題が生じる可能性がある」とまとめた。

性抑圧の背景は政治や社会の権力構造

自慰行為をタブー視する風潮について、「ミシェル・フーコーが著書『性と権力』で、人々が性をタブー視する背景には政治や社会的な権力構造が影響していると指摘している」と述べた。

さらに、「次世代を生み出す行為は生物学的に当然の営みであり、生命体にとって基本的な権利だ。しかし、この権利を抑圧することで、権力が絶対的なものになる」と指摘した。

例として、「家父長制的な家庭では、自慰行為を悪いものとし、性に関する話題を避けるよう強制される。独裁政権下では、夜間外出禁止や男女寮の分離規則を破る行為が非道徳的とされ、処罰の対象となった」と述べた。

チャン・ドンソンは「性に関する行為を否定的に見るのは、本当に道徳的や倫理の問題なのか、それとも性を抑圧してきた政治・社会的な構造によるものなのか、問い直す必要がある」と語った。

この動画を見たネットユーザーたちは、「自分を肯定する癒しの内容だった」、「私の状況を代弁してくれて感謝」、「ミシェル・フーコーの指摘に共感した」などの反応を示した。

平野大地
editor@kangnamtimes.com

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