朝食は、睡眠中に消費されたエネルギーを補充し、新陳代謝を活性化させて一日を活気づける助けになると言われている。そのため、朝食に何をどのように食べるかは非常に重要な問題である。海外の栄養学者が選んだ最悪の朝食メニュー5つが公開された。
ジャムを塗ったクロワッサン
イギリスの公認栄養士ニコラ・ルドラム＝レイン氏は「ジャムとクロワッサンの組み合わせは、ほとんどが精製された炭水化物に砂糖を加えた構成であり、体に必要なタンパク質や食物繊維が非常に不足している」と述べた。
1対1ダイエットコンサルティング会社を運営する栄養士マーク・ギルバート氏も「（朝食も）タンパク質中心で食べるのが良い」とし、「タンパク質は食欲を調整し、新陳代謝を活性化する重要な要素である」と意見を述べた。
クロワッサンには飽和脂肪が多く含まれており、コレステロール値を上げる可能性がある。パンを食べる場合は、トーストにチーズとトマトを載せて食べるか、フルーツサラダとナッツが入ったヨーグルトと一緒にミニクロワッサンを食べるのが良い。
また、ジャムにはほとんど液体果糖が含まれており、液体果糖はブドウ糖で構成されたコーンスターチに人工的な果糖を加えた食品である。液体果糖は天然果糖よりも体に早く吸収され、血糖値を急激に上昇させるため、朝食には適さない。
コーヒー
ニコラ氏は「ブラックコーヒー（アメリカーノ）はカロリーが低く、カフェインで迅速に覚醒効果を得られるが、必須栄養素が欠けている」とし、「空腹時にコーヒーを飲むと胃粘膜が刺激され、胃酸が逆流して不快な症状が出ることもある」と伝えた。
さらに「ラテやカプチーノも食事の代わりには十分ではない」とし、「少し時間が経つと空腹感を感じたり、甘いおやつが欲しくなる」と付け加えた。
コーヒーは満足のいく満腹感を提供するのが難しく、十分な栄養を提供できない。また、砂糖が多く入った甘い種類のコーヒーはカロリーが高く、血糖値を急激に上昇させ、その後急降下させて疲労感や空腹感を引き起こす。
ベーコンサンドイッチ
ベーコンやソーセージなどの加工肉を多く摂取すると、大腸癌のリスクを高めるという研究結果がある。さらに、ナトリウム含有量も高く、血圧を上げやすい。
ニコラ氏は「ベーコンの代わりに卵やスモークサーモンを勧める」とし、「ベーコンはNHS（英国国民健康サービス）の推奨に従い、1日70g未満で時々食べ、食べる際は食物繊維やその他の栄養素を追加するために野菜や全粒粉パンを添えること」と伝えた。
シリアル
チョコレートや砂糖が多く含まれたシリアルは頻繁に食べない方が良い。糖分を過剰に摂取すると体重増加、糖尿病、心臓病を引き起こす可能性があるためである。
ニコラ氏は「シリアルを食べたければ、オートミール原料の無糖製品、低糖製品を選ぶべきであり、ギリシャヨーグルトや牛乳などのタンパク質、ナッツなどの健康的な脂肪を追加すると栄養価が高まる」と説明した。
果物一片
果物には栄養素が多く含まれているが、糖分が高いため、空腹時に食べると血糖値が急激に上昇した後、急降下する可能性がある。果物だけを食べるのではなく、ナッツや種子、ピーナッツバターを一緒に食べたり、ギリシャヨーグルトと一緒に食べてタンパク質や脂肪を添えるのが良い。
牛乳、プロテインパウダー、アボカドを混ぜてスムージーにするのも良い方法である。
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