27.8 C
Tokyo
2025年07月07日月曜日
ホームライフスタイル朝の果物が“飲酒並み”!?内科専門医が警告する「最悪の食べ方」とは

朝の果物が“飲酒並み”!?内科専門医が警告する「最悪の食べ方」とは

引用:depositphotos*この画像は記事の内容と一切関係ありません
引用:depositphotos*この画像は記事の内容と一切関係ありません

朝食の代わりに果物をミキサーで飲むという習慣が広がっているが、こうした食生活が健康を損なう恐れがあると専門家が警鐘を鳴らしている。

ソウル・アサン病院で内分泌内科の専門医で、医学系YouTuberとしても活動するウ・チャンユン教授は、脳科学者チャン・ドンソンのYouTubeチャンネルに出演し、「誰でも実践できる健康的なダイエット食事法」と題したトークの中で果物ジュースの落とし穴について語った。

ウ教授によると、朝は吸収が早い時間帯であるため、果物をジュースにして摂取すると果糖の取り込み量が増え、血糖値の急上昇を招くだけでなく、脂肪肝のリスクも高まるという。さらに「果物ジュースはアルコールと似ている」と例え、「飲酒の翌朝にジュースを飲むのは最悪の選択」とまで断言した。

こうした主張を裏付ける研究もある。アメリカ・ノースカロライナ大学の栄養学研究チームは、今年1月、国際学術誌『Nutrients』に「果物ジュースが健康に及ぼす影響」に関する研究結果を発表した。その内容によると、果物をジュース化すると食物繊維の約90%が失われ、果糖の割合が高くなって血糖コントロールや体重管理に悪影響を与える可能性があるとされている。

研究チームは、ジュース化された果物は丸ごとの果物よりも短時間で大量の果糖を摂取しやすく、1日の推奨糖分摂取量を容易に超えるため、肥満や脂質異常症を引き起こす可能性があると指摘している。

また、ウ教授は「パンとジャムにジュースを添える定番の朝食メニューは、健康を考えれば最悪の組み合わせ」と語った。特に昼食と夕食で炭水化物を多く摂取する傾向にあるため、朝食はタンパク質と良質な脂質をバランス良く取り入れるのが理想的だという。

さらに、甘みのない野菜やアブラナ科の野菜には、生理活性物質が豊富に含まれており、積極的に取り入れることを勧めている。実際にウ教授は、健康的な朝食として以下のような組み合わせを推奨している。タンパク質と乳酸菌を豊富に含む「ギリシャヨーグルトとブルーベリー」、腸内環境の改善に役立つ「プロテインシェイクとオリーブオイル」、そして栄養バランスに優れた「リンゴとピーナッツバター」などだ。

関連記事

コメントを書く

あなたのコメントを入力してください。
ここにあなたの名前を入力してください