「滝の前で『インスタ映え』を狙い撮影中に滑落」…自撮り事故、世界最多はこの国

自撮り撮影中の事故による負傷や死亡例が最も多い国として、インドが挙げられた。
米紙ニューヨーク・ポストが現地時間25日に報じたところによると、米バーバー法律事務所が2014年3月から今年5月までに世界中で発生した自撮り事故(負傷・死亡)を調査した結果を発表した。
自撮り事故が最も多かったのはインドで、世界全体の42.1%を占めていた。インドで報告された自撮り関連の犠牲者271人のうち、214人が死亡していた。
バーバー法律事務所の研究者らは、人口密度の高い地域や、崖や線路といった危険な場所へ容易にアクセスできる点がリスク要因だと指摘。SNS文化も一因として挙げた。
実際、昨年7月にはインドの有名インフルエンサーがマハーラーシュトラ州のクンブ滝でインスタグラム用の写真や動画を撮影中にバランスを崩し、約91メートル下の峡谷に転落して死亡する事故が起きている。今月10日には、カルナータカ州で野生の象の前で記念撮影をしようとした男性が、象に踏まれて重傷を負う事故も発生している。

2位は米国(死亡37人・負傷8人)、3位はロシア(死亡18人・負傷1人)、4位はパキスタン(死亡16人・負傷0人)、5位はオーストラリア(死亡13人・負傷2人)だった。以下、インドネシア、ケニア、英国、スペイン、ブラジルと続いた。
調査によると、世界的に自撮り関連の死亡事故の最も一般的な原因は転落で、全体の46%を占めている。研究チームは、屋上や崖、高い構造物などでの事故が最も頻繁に発生し、致命的なケースが多いと報告している。
バーバー法律事務所の創設者で首席弁護士のクリス・バーバー氏は「この調査は、SNSで注目を集めようとする努力が命を奪う深刻な傾向を示している」とし、「完璧な写真を撮るためにそこまでのリスクを冒す価値はない」と述べた。
バーバー氏は「特に懸念されるのは、これらの悲劇の多くが数歩下がるか、より安全な場所を選ぶだけで防げたという点だ」と指摘し、「自分を危険にさらさずに美しい瞬間を切り取る方法はある。どれだけ『いいね』を集めても、命を危険にさらす行為は正当化できない」と強調した。
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