
フォードは17日(現地時間)、ブロンコ・ロードスターのコンセプトモデルを公開した。ブロンコ発売60周年を記念して製作されたもので、オリジナルのブロンコを想起させるデザインが特徴となっている。
ブロンコはフォードを代表するオフロードSUVで、1966年から1990年代半ばまで販売され、2020年に復活を果たした。初代ブロンコは2ドアピックアップ、2ドアワゴン、ロードスターの3タイプが展開されていた。

フォードは今回のロードスターコンセプト製作にあたり、2021年型ブロンコの開発に携わった愛好家の個体を参考にした。その愛好家が所有するのは、ウィンブルドンホワイトの1966年型ブロンコ・ロードスターである。
コンセプトモデルでは、2ドアブロンコのロールケージ、ルーフ、ドアをすべて取り外し、後部座席はスペアタイヤへと置き換えられた。さらに初代ブロンコの姿を忠実に再現するため、クロームバンパーを装着し、ベルトラインのデザインも調整している。

リアフェンダーにはルートビアブラウンが塗装され、車体後部を横断する仕上げとなっている。これにより、初代ブロンコに使われていた「FORD」のレタリングが際立つ造形に仕上がった。
内装はホワイトで統一され、マニュアルトランスミッションを搭載。電子機器はすべて正常に機能するが、量産化の計画はない。
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