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「センチュリーで日本の誇りを取り戻す」トヨタが誇りを懸けた新章、センチュリーが世界の舞台へ

山田雅彦 アクセス  

引用:トヨタ
引用:トヨタ

センチュリーはトヨタの単なる一つのブランドではない。「ジャパンプライド」を世界に伝えるブランドだ。今後センチュリーをそう成長させていく。

トヨタグループ会長の豊田章男氏が29日、既存のトヨタの高級モデルだった「センチュリー」をハイエンドブランドへ昇格させると直接発表した。20分を超えるスピーチを自ら担当した豊田氏は、過去100年間のトヨタの歴史を振り返り、涙ぐむ場面も見られた。「日本の自動車産業への支援を呼びかけたい」と訴えた。

トヨタグループはこの日のプレスデーを皮切りに、11月9日まで東京ビッグサイトで開催されるジャパンモビリティショー2025で、1つの展示ホール全体をブランド傘下の展示館として装飾した。▲トヨタ▲ダイハツ▲レクサス▲センチュリーの4つのブランドをテーマに構成し、今年のジャパンモビリティショーに参加したすべての企業の中で最大規模となった。

特にこの日のプレスデーで注目を集めたのは、豊田氏が直接スピーチを行った「センチュリー」ブースだった。トヨタは今回のショーを契機に、センチュリーを単なる高級車モデルからハイエンドブランドへ昇格させることを決定。また、新型SUVモデルのコンセプトカー「ONE of ONE」も初公開した。トヨタグループ内でレクサスを超える最上位ブランドの誕生を豊田氏自らが発表した形だ。ブランド創立から100年、トヨタがグローバル市場で販売首位に上り詰めた誇りを「センチュリー」というブランドに込めたようだ。

豊田氏は「『ジャパンプライド』を背負って生まれた車がセンチュリーだと思う」と述べた。「かつて『Japan as No.1』と呼ばれた時代が過ぎ、『失われた30年』という言葉が馴染み深くなった。日本は活力を失いつつあり、世界での存在感も薄れているのではないか」と語った。

続けて「今の日本には世界に広がる自動車産業がある。この国を支えてきたものづくりの技術がある。美しい自然、豊かな食文化やおもてなしの心、漫画やアニメ、音楽やスポーツの分野で日本の魅力を世界に発信する若者たちがいる」と述べ、「今こそセンチュリーが必要な時代だ」と強調した。

引用:デイリーアン
引用:デイリーアン

豊田氏はまた、センチュリーを今年で100周年を迎えるトヨタ自動車の未来をつくっていくブランドだと紹介した。センチュリーはトヨタの国内最高級モデルとして皇室や公務用車に使用されてきたが、今後はブランドとしてグローバル市場にも進出すると見られる。

世界市場での競合はロールス・ロイス、メルセデス・マイバッハ、ベントレーなどが挙げられる。センチュリーの国内でのベース価格は約2億ウォン(約2,160万円)で、カスタムオプションや仕様を追加すると3億〜4億ウォン(約3,240〜4,320万円)に達する。

豊田氏は「センチュリーという名前の由来は明治100年(1968年)とトヨタグループの創始者である豊田佐吉の誕生100年を記念したものだ」と説明し、「しかし、私はこれからの100年を築くという意味で受け取っている」と語った。

続けて「トヨタは『TO YOU』を、ダイハツは何でもやるという心を、レクサスはかっこいいけれど少し長男の心を抜いた状態でいるだろう。センチュリーは『ONE of ONE』、最高峰を目指す」と述べ、「日本の自動車産業を応援してほしい」と締めくくった。

一方、トヨタはフルモデルチェンジした5世代目の新型RAV4、カローラコンセプト、ハイエースコンセプトなど、電動化と内燃機関モデルを網羅する多彩なラインナップを展示。レクサスは6輪構造のMPV「LS」コンセプトカーをはじめ、「LSクーペ」「LSマイクロ」「レクサススポーツ」などのコンセプトカーを多数公開し、来場者の注目を集めた。

山田雅彦
editor@kangnamtimes.com

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