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EV失速どこへ、メルセデスが5万台超で逆走…CLAとGLCが引き寄せた「実用プレミアム」の時代

山田雅彦 アクセス  

引用:メルセデス・ベンツ
引用:メルセデス・ベンツ

メルセデス・ベンツEV販売がV字回復、新型CLA・GLCが牽引し前年比11%増

メルセデス・ベンツは、2025年度第4四半期(2026年1~3月期)の電気自動車(EV)市場において、前年同期比11%増の成長を記録し、鮮烈な反転攻勢に成功した。昨年経験した一時的な販売停滞を完全に払拭した形だ。これは次世代EVプラットフォーム「MMA」を基盤とした新型モデルが市場に定着し、本格的な成長軌道に乗った結果と分析される。

第4四半期EV販売実績、新型CLAが欧州で34%増の快進撃

第4四半期における同社のEV販売台数は、乗用部門4万4,300台、バン部門6,100台の計5万400台に達した。これは総販売台数49万9,700台の約10%を占める。成長の原動力となったのは、効率性を極限まで追求した新型「CLA」と「GLC」だ。特に新型CLAは、欧州市場で34%、本国ドイツで36%という極めて高い伸長を記録し、ラシュタット工場では3交代制のフル稼働体制を敷いている。

新型GLCの爆発的人気と電動バン部門の躍進

新型GLCのEVモデルも、ベンツのEV史上、発売後3か月間での受注量として過去最多を記録し、圧倒的な存在感を示している。ブレーメン工場では、殺到する注文に対応するため週末の休日出勤を行うほどの活況だ。販売責任者のマティアス・ガイゼン氏は、GLCへの初期反応が予想を遥かに超えているとし、新ラインナップの競争力に強い自信をのぞかせた。

また、電動バン部門の貢献も見逃せない。乗用モデルを凌ぐ前年比29%の成長率を記録し、グループ全体の業績を下支えした。同社はこの勢いを加速させるため、世界初公開を控える「Cクラス」のEV版や、個人向け高級電動バン「VLE」を順次投入する計画だ。バン部門責任者のトーマス・クライン氏は、VLEが圧倒的な空間効率と快適性、最新のデジタル体験を融合させ、市場に新たな活力を吹き込むと強調している。

「実用的プレミアム」への回帰、BMW・テスラとの覇権争いが激化

業界関係者は、プレミアムセグメントにおけるメルセデスの電動化シフトが再び加速することで、テスラやBMWが主導してきた市場構図に地殻変動が起きると予測している。同社がかつてのEQSやEQEの苦戦を乗り越え、CLAとGLCで逆転の足がかりを築いた事実は、市場が「過度な先進性」よりも、ブランド本来の「実用性を兼ね備えたプレミアム感」を求めていることを如実に物語っている。

Cクラス EV版とBMW「i4」の直接対決が2026年下半期の焦点に

近く登場が予定されているCクラスのEVモデルと、BMW「i4」との直接対決は、2026年下半期のEV市場における最大の注目点となるだろう。プレミアムブランド間のシェア争いは、今後さらに激化する見通しだ。

山田雅彦
//= the_author_meta('email'); ?>editor@kangnamtimes.com

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