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イスラエル軍がレバノンの首都ベイルートを空爆…中東の緊張が一気に高まる

竹内智子 アクセス  

イスラエル軍が武装組織「ヒズボラ」が拠点を置くレバノンの首都ベイルートを空爆

全面戦争も辞さない姿勢で戦争の懸念が中東全域に拡大

写真=記事の内容に関連したイメージ/Shutterstock Korea

イスラエル軍はイスラエルが占領するゴラン高原にあるサッカー場へのロケット弾攻撃に対する報復として、レバノンの首都ベイルートを空爆し、同国に拠点を置く親イラン武装組織「ヒズボラ」の司令官を殺害したと発表した。

ヒズボラ側は司令官の安否について明らかにしておらず、報復を予告している。イスラエルも「どのようなシナリオにも対応する準備がある」と述べ、戦争の懸念が中東全域に拡大している。

30日(現地時間)、イスラエル軍は「3日前にゴラン高原のサッカー場で子供を含む無実の12人の命を奪った攻撃を指揮した司令官を狙ってベイルートに空爆を実施した」と声明を発表した。

イスラエル軍はヒズボラの指導者、ハッサン・ナスララの「右腕」として戦時作戦顧問を務め、27日のゴラン高原攻撃を指揮したフアド・シュクル司令官を殺害することに成功したと発表した。

レバノンの放送局「MTVレバノン」もシュクル司令官の死亡を報じたが、レバノン当局は彼の安否に関する言及はせず、子供2人と女性1人の市民3人が死亡し、74人が負傷したと発表した。

イスラエルの攻撃に対し、ヒズボラは自らが運営する放送局「アルマナール」を通じて、「イスラエルは民間人居住地域を標的にする愚かな行動を犯した」とし、「近いうちに代償を支払うことになるだろう」と述べた。

これに対し、イスラエル軍のダニエル・ハガリ首席報道官は「戦争の拡大は望んでいない」としつつも、「どのようなシナリオにも対応する準備がある」と全面戦争も辞さない意向を明らかにした。

竹内智子
takeuchit@kangnamtimes.jp

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