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自民党が総裁選ポスター公開…好意的な意見がある一方、裏金問題に対する反省が見えないという指摘も相次ぐ

太恵須三郷 アクセス  

引用:自由民主党公式サイト

自民党は来月19日に告示、27日に投開票を迎える総裁選に向け、ポスターと動画を公開したが、世論はもちろん、党内でも評価が分かれている。

21日、自民党は「THE MATCH」と銘打ったポスターと動画を公開した。ポスターの中心には「THE MATCH」というキャッチフレーズを赤文字で配しており、中央に安倍晋三元首相を、田中角栄元首相、小泉純一郎元首相を左右にやや大きめに配置する形で、自民党の歴代総裁の写真を並べている。

そして、「時代は『誰』を求めるか」と所属議員と党員に対して問いかける構図になっている。

自民党の平井卓也広報本部長は「自民党が日本の政治を牽引してきた歴史と実績、総裁選が一政党のリーダーを決めるのではなく、日本のリーダーを選択する選挙だという重責感を示した」とし、「派閥がなくなり、手加減なし、忖度なし、筋書きなしの総裁選になる。国民の信頼を高められるような政策論争をしてほしい」と意気込んだ。

そして、「THE MATCH」という言葉にも様々な意味が込められており、「戦いであるというマッチ。国民のニーズと自民党の政策をマッチさせる。成長力に火をつけるマッチ。AI(人工知能)もこれがふさわしいと推薦した」と説明した。今回、ポスターの画像修正やキャッチフレーズの考案はAIが活用されたという。

動画は歴代の総裁たちが演説する姿が収められ、確固たる国家観を持って、自民党に新しい風を吹き込み、日本の未来を切り開くのは「誰か」と問いかけている。

ポスターと動画が公開されると、「映画みたいだ」、「斬新だ」と好意的な意見がある一方、ネットユーザーの反応や世論はもちろん、党内やメディアから懐疑的な意見も挙がった。

朝日新聞はその理由として、ポスターからも動画からも政治不信を引き起こした裏金問題に対する反省が見られなかったことを挙げ、日本の政治史に汚点を残す事態を招いたにもかかわらず、「お祭り騒ぎ」のような演出で注目を集めようとする手法に、世論の共感は得られるのかと疑問視した。

朝日新聞の取材に対し、ある若手衆議院議員は「落ち着いて政策を議論する雰囲気を出すべきだった」と苦言を呈したという。

また、ポスターと動画に登場した歴代総裁が全員中年・老年男性であることから、ある若手女性タレントは「おじさんの詰め合わせ」と評し、結局、旧態依然の自民党にしか見えないという指摘も相次いだ。

太恵須三郷
editor@kangnamtimes.com

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