26日（現地時間）、ロイター通信が、ドナルド・トランプ次期米大統領の移行チームが米朝首脳会談の開催可能性を検討していると報じた。
報道によると、トランプ側は中断された米朝間の対話再開を目指している。トランプ次期大統領と北朝鮮の金正恩総書記は、トランプ政権第1期に3回の首脳会談を行ったが、北朝鮮の非核化交渉は決裂した。
北朝鮮はジョー・バイデン政権との協議に応じておらず、米国の政権交代で対応が変わるかは不透明だ。
ただし、移行チームの政策議論は流動的で、トランプ次期大統領自身もまだ金正恩委員長との新たな会談に対する賛否を判断していないという。
トランプ次期大統領は金正恩委員長との「良好な関係」を強調し、ブロマンスをアピールしてきた。再び直接会談が実現すれば、バイデン政権との違いを示す機会になるとみられる。
一方、北朝鮮は毎年核とミサイル技術を向上させており、核への放棄を促すハードルは高まっている。トランプ次期大統領は「北朝鮮は巨大な核兵器を持っている」と発言するなど、核武器を事実上容認する政策転換の可能性もあるとみられる。
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