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「午後の一杯」が危ない…コーヒー豆価格が45年ぶり高値、ネスレも値上げ示唆…その裏にはトランプ政権の影

川田翔平 アクセス  

引用:ゲッティイメージバンク
引用:ゲッティイメージバンク

アラビカ種のコーヒー豆の価格が約45年ぶりに最高値を更新した。

27日(現地時間)、AFP通信などによると、ニューヨーク市場でアラビカコーヒーの先物価格は1ポンド当たり3.20ドル(約480円)まで上昇。これは1977年に記録した3.38ドル(約507円)以来、最も高い水準だ。世界最大のコーヒー生産国ブラジルの干ばつや「トランプ政権2期目」の通商政策への懸念が背景にある。

アラビカ豆の価格は今年だけでも、約70%上昇。インスタントコーヒーやブレンドに主に使用されるロブスタ種も、今年だけで80%以上高騰し、ロンドン市場では1トン当たり5,200ドル(約78万円)で取引されている。

コーヒー豆の価格急騰は、今年に入り深刻化したブラジルでの干ばつにより、来年の収穫への懸念が高まったことが契機となった。また、主要生産国であるベトナムでも、栽培期の乾燥と収穫期の豪雨による供給不安が拍車をかけた。さらに、EUの森林規制や、トランプ次期大統領が予告した関税引き上げ、貿易摩擦への備えによる買い増しなども価格上昇に影響を与えた。世界最大のコーヒー製造企業であるネスレは、豆の価格高騰を受け、今後コーヒー価格の引き上げ、包装容量の削減が避けられないとの見解を示した。

川田翔平
editor@kangnamtimes.com

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