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ロシア・クルスク地域での北朝鮮軍死傷者が1,000人超え…米国防総省が追加派兵の可能性について言及

川田翔平 アクセス  

引用:Newsis
引用:Newsis

ウクライナ特殊作戦軍(SOF)が先月19日(現地時間)、ソーシャルメディアでロシア本土のクルスク地域で北朝鮮軍を阻止したと主張する映像を公開した。映像には、北朝鮮軍と思われる兵士1名がドローン攻撃を受けて倒れる様子が捉えられている。

米政府は、ウクライナ戦線に派兵された北朝鮮軍の死傷者が約1,000名に達したと発表した。さらなる派兵の可能性も排除できないとしている。戦場に派兵された北朝鮮軍は、劣悪な装備と訓練不足により、戦況に大きな影響は与えていないとされる。

米国防総省のウェブサイトに掲載された速記録によると、サブリナ・シン国防総省副報道官は先月30日(現地時間)の記者会見で、北朝鮮軍に関する新たな情報について質問を受けた。シン副報道官は先月27日にあったホワイトハウスの発表を引用し、「約1,000名の北朝鮮軍がロシアのクルスク地域で死傷したとの情報があり、我々の評価も同様だ」と述べた。さらに「現状では、クルスク地域における北朝鮮軍の攻撃はあまり効果を上げておらず、多数の死傷者が出ている」と明らかにした。

追加派兵の可能性について、シン副報道官は「我々は約1万2,000名の北朝鮮軍が派兵されたと発表しており、これはロシアと北朝鮮の関係深化を示している」と説明した。続けて「現時点で追加派兵があったとは言えないが、今後北朝鮮がさらに兵力を送らないという意味ではない」と述べた。

同日、匿名の米国防総省関係者は「北朝鮮軍の死者が約1,000名に達したにもかかわらず、追加派兵の動きが見られないことは興味深い」と現地メディアの自由アジア放送(RFA)に語った。

すでに去年10月から北朝鮮軍に対するロシア軍の不満が継続的に報告されている。ウクライナのメディアRBCウクライナは先月22日、ウクライナ軍に捕虜となったロシア兵の尋問記録を報じた。

捕虜たちは北朝鮮軍が無礼で不注意であり、言語の壁が深刻だと証言した。先月30日には国際NGOのインフォームナパームは、ロシア軍捕虜の証言を引用し、北朝鮮軍とロシア軍の間の言語障壁により誤射事故など危険な状況が多発していると伝えた。

先月27日、ウクライナ第8特殊作戦連隊のミハイロ・マカルク作戦曹長はのRFAのインタビューで、「クルスク地域内で北朝鮮軍の遺体を捜索した」とし、「北朝鮮兵が使用する小銃のほとんどが旧式のカラシニコフ(AK)銃で、無線機などの現代的装備はほとんど見当たらなかった」と語った。

また、遺体の所持品に戦闘食糧がなかったとも付け加えた。ウクライナ国防省情報総局は先月4日の発表で、「派兵された北朝鮮軍の食糧不足が深刻であり、ロシアが直接将軍をクルスクに派兵した」とも主張している。

川田翔平
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