メインメニューへスキップ(上段) メインコンテンツへスキップ メインメニューへスキップ(下段)

惨事直前に開かれていた「バードストライク対策会議」を欠席していたチェジュ航空に疑問の声

平野大地 アクセス  

惨事10日前に鳥衝突対策会議開催

韓国の務安(ムアン)で発生したチェジュ航空機事故の10日前に開催された「務安国際空港鳥衝突予防委員会」で、バードストライクに関する警告が既に出されていたことが判明した。

しかし、会議に出席予定だったチェジュ航空が欠席していたことが判明し、「事前の警告を無視しなければ防げた事故だ」との批判が出ている。

韓国メディア「東亜日報」が2日に報じたところによると、先月19日、全羅南道(チョルラナム道)の務安国際空港で専門家が参加する鳥衝突予防委員会の会議が開かれた。

空港側は航空会社と年2回の委員会を開催しているが、チェジュ航空は昨年の2回とも欠席していたことが明らかになった。

メディアが入手した「2024年度下半期務安空港鳥衝突予防委員会開催結果」の文書によると、当日の会議では空港周辺でのバードストライクに対する懸念が出された。出席者らは、昨年から関連する事例が増加しているにもかかわらず、対応体制が十分に整備されていない点を指摘した。

ある出席者は、務安空港上空で航空機がゴーアラウンド(復行)中に鳥の群れと遭遇する事例が繰り返し発生していることを問題視した。この指摘は、10日後に発生した事故を予見するような内容だったという。

出席者は「事故を防ぐためには事前の鳥の十分な駆除が不可欠だ」と強調し、「鳥が頻繁に出没する現状で、どの範囲まで駆除が可能なのか」と質問を投げかけた。

これに対し、鳥の駆除業務を担当する韓国空港公社の子会社、南部空港サービス(SAS)の担当者は、人員と設備の不足を理由に挙げた。

「最大限の駆除活動を行っているが、空港内外をすべてカバーするには人員や車両が足りていない。特に、海岸のような遠方エリアまで拡声器の音を届けるのは限界がある」と説明した。

さらに、2023年に比べて鳥の駆除実績が大幅に減少している点も、懸念事項として指摘された。

「鳥衝突防止推進事項」に関する議題を討議した際、ある出席者は「爆音発生器の作動時間変更により、鳥の捕獲および分散の実績が昨年の9,335羽から今年は7,991羽に減少し、前年同期比で約14.4%(1,344羽)減少した」と報告した。

しかし、爆音発生器の作動時間がどのように、またなぜ変更されたのかについての具体的な説明はなかった。

チェジュ航空、鳥衝突対策会議を昨年2度欠席

昨年12月に実施された国立生態院の調査によると、務安空港周辺で確認された渡り鳥の数は1万8,886羽に達し、内訳は無安貯水池で1,792羽、無安・木浦海岸で4,315羽、現経面・運南面で1万2,779羽だった。

務安空港に事務所を構える飛行教育会社の関係者は「東亜日報」の取材に対し、「通常、鳥を追い払う爆音が頻繁に『ポンポン』と聞こえるものだが、昨年秋以降、その音が明らかに減った」と指摘した。

チェジュ航空の委員は、この日の会議および昨年7月に行われた会議のどちらにも欠席し、会議の結果報告書のみを公文書として受け取っていたことが確認された。

これに対し、一部ではチェジュ航空は務安空港で17年ぶりに復活した定期国際線を運航する就航会社であるにもかかわらず、バードストライク対策会議に欠席したことは納得できないとの批判が出ている。

平野大地
CP-2023-0235@fastviewkorea.com

コメント0

300

コメント0

[ニュース] ランキング

  • 「金がなければ死刑」イランで12歳婚の女性、虐待夫殺害で絞首刑の危機
  • 「笑う習近平」は危険信号?トランプの紙切れに爆笑、SNSでは検閲削除
  • 「トランプ、NVIDIAチップを中国に渡すつもりだった?」それでも頓挫した理由…そこににじむ“焦燥のアメリカ”
  • 【衝撃】ベネズエラ、暗号資産で2.6兆円を“洗浄”!国際制裁を出し抜いた“国家ぐるみの裏工作”
  • 「地方債の“時限爆弾”を止めろ!」中央政府がすべての借金を直接管理へ、“この国”の決断
  • 【訃報】テロとの戦いを指揮した“最強の副大統領”ディック・チェイニー氏、84歳で死去

こんな記事も読まれています

  • “ロケット!?”BOOSTモードで覚醒 ホンダが新型EV『Super-ONE』を初公開
  • 「センチュリーで日本の誇りを取り戻す」トヨタが誇りを懸けた新章、センチュリーが世界の舞台へ
  • 車のドアが凍らない?整備士が明かす「ヴァセリン」の魔法
  • 電気自動車ブレーキに潜む“時限爆弾”、知らぬ間に寿命半減
  • 3歳児がタピオカドリンクで窒息死…父「店とキッズカフェのスタッフが悪い!」
  • 「勤務時間外は電話しないで」と上司に伝えたら →「成長したいなら時間を作れ!」
  • 「あまりにお腹が空いて」ラーメン5袋を盗んだ50代男性…警察の対応は?
  • 日本の美食家が選んだ「ご飯によく合う」韓国ラーメンNo.1は?

こんな記事も読まれています

  • “ロケット!?”BOOSTモードで覚醒 ホンダが新型EV『Super-ONE』を初公開
  • 「センチュリーで日本の誇りを取り戻す」トヨタが誇りを懸けた新章、センチュリーが世界の舞台へ
  • 車のドアが凍らない?整備士が明かす「ヴァセリン」の魔法
  • 電気自動車ブレーキに潜む“時限爆弾”、知らぬ間に寿命半減
  • 3歳児がタピオカドリンクで窒息死…父「店とキッズカフェのスタッフが悪い!」
  • 「勤務時間外は電話しないで」と上司に伝えたら →「成長したいなら時間を作れ!」
  • 「あまりにお腹が空いて」ラーメン5袋を盗んだ50代男性…警察の対応は?
  • 日本の美食家が選んだ「ご飯によく合う」韓国ラーメンNo.1は?

おすすめニュース

  • 1
    「ご飯作っても食べられなかった」女優イ・ミンジョン、新婚当時の意外な悩みを告白

    エンタメ 

  • 2
    「夫に奪われるくらいなら」離婚を前に“生後3か月の娘”を刃物で殺害!20代母親を逮捕

    トレンド 

  • 3
    「新社屋はTWICEとStray Kidsが建てた」JYP代表パク・ジニョンが語る30年の哲学と事務所成功の裏側

    エンタメ 

  • 4
    二人の距離を縮めたのは“コールドプレイの音楽”――破局を経て新たな恋へ…その行方に世界が注目

    エンタメ 

  • 5
    テスラ、「空を飛ぶ車」のデモを予告…年内公開なるか?

    モビリティー 

話題

  • 1
    『世にも奇妙な物語』35周年スペシャルで日韓コラボ!日本の名作に“韓ドラの魔法”が加わる

    エンタメ 

  • 2
    焼酎8本、ウイスキー1本…酒好き女優が明かす“最強の酒豪歌手”「酔ったところを見たことがない」

    エンタメ 

  • 3
    かつてのミスコリアの第二の人生…75kgまで増えた体重、外見のためではなく健康のためのダイエットへ

    エンタメ 

  • 4
    NewJeansダニエル、裁判後の10キロマラソン完走近況報告にファン涙「本当に強い子」

    エンタメ 

  • 5
    「なら死ぬまで作品に出るな」辞めようとしていた俳優を一か月説得し主演に…オファー拒否から始まった友情に感動

    エンタメ 

シェア

[cosmosfarm_share_buttons url="https://dailyview.net" title="ピッコン" align="center"]