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イランで政権のオンライン検閲に反発し、スターリンク利用者が急増!10万人超えの報告

佐藤美穂 アクセス  

イランで政権のオンライン検閲に反発し、スターリンクを利用したインターネット接続が増加している。

米時事週刊誌「ニューズウィーク」は7日、イランの現地メディア「イラン・インターナショナル」を引用し、スターリンクを通じたイラン国内のインターネット利用者が10万人以上に上ると報じた。

スターリンクは、テスラCEOのイーロン・マスク氏が率いる宇宙企業スペースXの衛星インターネットサービスだ。イランではテレグラムやインスタグラム、X(旧ツイッター)など一部のインターネットプラットフォームへの接続が遮断されており、オンラインで政権批判を投稿すれば処罰される可能性がある。衛星インターネットサービスも禁止されているが、実際にはスターリンクを利用したインターネット接続の摘発は困難な状況だ。

ニューズウィークは、この現象に対して、イラン国民が政府の検閲に屈せず、対抗手段を模索していることを示す重要な兆候だと指摘した。一方、イラン国内ではこうした迂回的利用の持続可能性を疑問視する声もある。

テヘラン電子商取引協会のポヤ氏は「スターリンクは最も高価なインターネット接続方法で、通信経済を混乱させ、数億ドルの外貨流出を引き起こし、国内のインターネットサービス改善への希望を失わせている」と批判した。

実際、ニューズウィークは、スターリンクの利用コストは米国では250ドル(約3万9,549円)だが、イランでは700ドル(約11万739円)から2,000ドル(約31万6,399円)で取引されていると説明した。

しかし、イラン内でスターリンクの普及に取り組む団体「ナスネット(NasNet)」は「近い将来、ユーザー数は数百万人に達し、政府のインターネット管理能力は完全に失われるだろう」と主張している。

ニューズウィークは、イラン政府が今後さらなるインターネット制限措置を講じてスターリンクの利用を遮断しようとする可能性があり、それがイラン国民の反発を招く恐れがあると予測した。

佐藤美穂
editor@kangnamtimes.com

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