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「大統領選勝利が歴史的な停戦合意に結びついた」トランプのアピールに、現職バイデンは「失笑」

有馬侑之介 アクセス  

退任を来週に控えるアメリカのバイデン大統領は、イスラエルとパレスチナのイスラム組織「ハマス」との停戦合意を歓迎したが、トランプ次期大統領が主張する「手柄」については否定的な姿勢を示した。

15日(現地時間)「ABC News」によると、バイデン大統領はホワイトハウスで行った演説の中で「この合意への道のりは容易ではなかった。何十年も外交政策に携わってきたが、今まで経験した中で最も厳しい交渉の1つだった」とし、「合意内容はまさに(昨年)5月に私が提案した取引の枠組みそのものであり、世界中がこれを圧倒的に支持した」と語った。

さらに「人質解放に関する交渉以外に、この戦争を終わらせる方法はなく、イスラエル国民と苦痛の中で待つ家族のために、ついにこの日が来たことを非常に喜ばしく思う」と述べた。

バイデン大統領はまた「今回の交渉は私の政権下で進展されたものだが、合意の大半の内容が次の政権で履行されることになる」とし、「次の政権と緊密に連携し、ワン・チームで対応してきた。これはアメリカ大統領としての私の責務だった」と説明した。

そして、「次の政権は中東のよりよい未来のための真の機会を引き継ぐことになる。私は彼らがそれを受け止めることを願っている」とトランプ政権に要望した。

ただし、バイデン大統領は今回の合意成立についてトランプ氏と自身のどちらが評価されるべきかという質問に対しては「冗談だろう」と、自身の功績をアピールするトランプ氏を一笑した。

7日、トランプ氏は南部フロリダ州の私邸マールアラーゴで行われた記者会見で、自身が就任する20日までにハマスが人質を解放しなければ「中東には地獄が訪れる」と圧力をかけていた。

また、トランプ氏は停戦合意を受け、自身が創設したSNS「トゥルース・ソーシャル」を通じ、「大統領選の我々の勝利が今回の歴史的な停戦合意に結びついた」とし、「トランプ政権が平和を求め、すべてのアメリカ人と同盟国の安全を確保するために交渉することを全世界に示した」と自身の功績をアピールした。

トランプ氏が中東担当特使に起用予定であるウィトコフ氏もイスラエルの放送局「N12」とのインタビューで、今回の合意は多くの人々の支援によって実現したとしつつも、トランプ氏の「力による平和実現」の成功を示すものだと語った。

有馬侑之介
editor@kangnamtimes.com

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