トランプ大統領、新しい関税政策について「まだ準備ができていない」と発言、貿易赤字の改善を強調

ドナルド・トランプ米大統領は20日（現地時間）、自身の一律関税公約について「まだ準備ができていない」と述べた。

トランプ大統領はこの日、ホワイトハウスで行われた大統領令署名式での記者会見で「我々はそれを早急に課す。本質的にすべての国がアメリカを利用しているからだ」と語った。

彼は「我々には良い取引がない。ほとんどすべての国との貿易で赤字を抱えている」と強調した。

さらに、一律関税の概念について問われると、「アメリカで事業を行うすべての者に一律関税を課す。彼らは（アメリカに）入り込んで我々の富や雇用、企業を奪っているからだ」と述べた。

また、「彼らはアメリカ企業に打撃を与えている」とし、「そのため関税を課して、そうした行為を阻止する」と明言した。

欧州連合（EU）との関係については、「彼らはアメリカの自動車や農産物などほとんど何も輸入していない。我々はEUに約3,000億ドル（約47兆円）の赤字を抱えている」と指摘した。「彼らが我々の石油を購入するか、（さもなければ）関税を通じてこの状況を是正する」と語った。

さらにEUについて、「彼らは20%の付加価値税（VAT）を課しているが、実際にはそれ以上だ。これはほぼ関税と同じだ」と主張した。