メインメニューへスキップ(上段) メインコンテンツへスキップ メインメニューへスキップ(下段)

ワシントンDCで発生した旅客機とヘリの衝突事故、原因解明は進まず 67名の命が失われる

荒巻俊 アクセス  

「1000時間の飛行経験を持つパイロットがなぜ?」…ブラックホーク衝突の謎

ヘリと旅客機の衝突原因は依然不明

ポトマック川横断「ルート4」

定期運航し管制塔とも常時交信

トランプ大統領「ヘリが旅客機の前に出た」

引用:聯合ニュース
引用:聯合ニュース

米ワシントンDCで発生した旅客機とヘリコプターの衝突事故から2日目を迎えたが、現時点でその正確な原因は解明されていない。16年ぶりに発生した米国最悪の民間航空機事故は、旅客機と軍用ヘリのブラックホークが同じ高度で飛行していたことが、最大の焦点となる可能性が高い。

米CNNによると、30日(現地時間)夜遅く、ポトマック川でブラックボックス1基が回収された。解析には時間を要する見込みで、正確な事故原因の特定にはしばらくかかるとされている。

ロイター通信によると、事故機のブラックホークには暗視装置が搭載されており、「非常に熟練したパイロット」が訓練飛行を行っていた。米陸軍航空局によれば、事故機の指揮官として指定されたパイロットは1000時間、もう一人のパイロットは500時間の飛行経験を有していた。さらに、3人目の軍人はヘリ後部に搭乗していた整備長(クルーチーフ)で、ブラックホークには男性隊員2名、女性隊員1名が搭乗していた。

陸軍航空局の関係者は、これらのパイロットがポトマック川を横断するヘリコプター航路「ルート4」を定期的に飛行していたとロイター通信に語った。このルートを往復するヘリは管制塔と日常的に交信しており、関係者は「通常の航行ルートであり、このような事態が起こるとは考えにくい」と述べ、また「ルート4」の最高高度は約61メートルであることを明かした。

事故を起こしたブラックホークの飛行高度は確認されていない。しかし、米NBCの航空データ分析によると、衝突時の旅客機の高度は94メートル(308フィート)だった。この結果、ブラックホークが通常の飛行高度を超えていた可能性が示唆されている。

ドナルド・トランプ大統領はホワイトハウスの記者会見で、ブラックホークと旅客機が同じ高度で飛行していた理由について疑問を呈した。「ヘリコプターは何百万通りもの回避行動を取れたはずだが、なぜかそのまま進んだ」と述べ、「両機が同じ高度にいるべきではなかった」と指摘した。

また、事故を起こしたブラックホーク(シコルスキーUH-60)はバージニア州フォートベルボアに駐屯する第12航空大隊所属で、ロイター通信によれば、米国防総省は事故後、フォートベルボアに対して48時間の飛行停止を命じた。

記者会見後の行政命令署名式では、「旅客機が降下して着陸しようとしていたのに、ヘリがその前に現れた。管制官たちはそれを目撃していたはずだ」と述べた。

一方、ヘーゲル国防長官も事故について、ヘリ側に「ミス」があったとし、「高度に関する問題があった」と説明した。さらに、「国防総省と陸軍レベルで直ちに調査を開始した」と述べ、このブラックホークが米政府の「継続性任務」の一環として定期的な年次夜間飛行再訓練を行っていたことが明らかになった。

事故を起こしたブラックホーク(シコルスキーUH-60)はバージニア州フォートベルボアに駐屯する第12航空大隊所属で、ロイター通信によれば、米国防総省は事故後、フォートベルボアに対して48時間の飛行停止を命じた。

事故が発生したロナルド・レーガン空港は非常に混雑した空港として知られており、着陸時には川沿いからアプローチが求められる。この空港周辺には政府や軍事施設が集中しており、飛行制限区域が多いため、米国でも最も複雑な航空路の一つとされている。

ニューヨーク・タイムズ(NYT)紙は、事故当時のレーガン空港管制塔の人員配置が「時間帯や交通量に比べて不十分だった」と評価した連邦航空局(FAA)の内部報告書を入手し報じた。空港周辺のヘリコプターを担当していた管制官が、通常2人で担当する業務を1人で行っていたことが指摘されている。

今回の事故では、両機の搭乗者67名全員が死亡したと救助当局は判断しており、ワシントンDCのドネリー消防局長は記者会見で、「すべての救助活動が尽力されたものの、現在は遺体の収容作業に移行しており、これ以上の生存者は確認されていない」と語った。

荒巻俊
aramakis@kangnamtimesjp.com

コメント0

300

コメント0

[ニュース] ランキング

  • 「プーチンは嫌いでも、葛藤するEU」...トランプ氏、欧州にロシア石油断絶と凍結資産44兆円使用を迫る!
  • 「米国で政治ジョークはもう許されない」...キンメル氏“トランプ批判”で深夜人気番組“打ち切り”の危機!
  • 昨年“880億円稼いだ”大富豪トランプ氏...資産追及の豪記者に「黙れ!」と激怒
  • 「終わらぬ関税爆弾」...トランプ政権、収益性のいい半導体・医薬品に“超高関税”検討か
  • Apple、中国販売が前年同期比6%減…iPhone17で起死回生なるか
  • 「女性従業員が魅力的」...モスクワに“北朝鮮レストラン”出現!謎の音楽と怪しげな雑誌...客が語る“奇妙体験”

こんな記事も読まれています

  • 【ドイツ発】三輪EV「XYTE One」公開…“バイクとクルマを合体”した新都市モビリティ
  • 【公式公開】広汽トヨタ「bZ7」、全長5.1mの巨艦EVセダンにファーウェイ×シャオミ初統合!
  • 日産、新型「シルフィ」を公開…米国では「セントラ」として2万ドル台から販売へ
  • レクサスES米国生産に幕…次期モデルは日本から輸出、トヨタは電動SUVへシフト
  • 「プーチンは嫌いでも、葛藤するEU」…トランプ氏、欧州にロシア石油断絶と凍結資産44兆円使用を迫る!
  • 「米国で政治ジョークはもう許されない」…キンメル氏“トランプ批判”で深夜人気番組“打ち切り”の危機!
  • 昨年“880億円稼いだ”大富豪トランプ氏…資産追及の豪記者に「黙れ!」と激怒
  • 「終わらぬ関税爆弾」…トランプ政権、収益性のいい半導体・医薬品に“超高関税”検討か

こんな記事も読まれています

  • 【ドイツ発】三輪EV「XYTE One」公開…“バイクとクルマを合体”した新都市モビリティ
  • 【公式公開】広汽トヨタ「bZ7」、全長5.1mの巨艦EVセダンにファーウェイ×シャオミ初統合!
  • 日産、新型「シルフィ」を公開…米国では「セントラ」として2万ドル台から販売へ
  • レクサスES米国生産に幕…次期モデルは日本から輸出、トヨタは電動SUVへシフト
  • 「プーチンは嫌いでも、葛藤するEU」…トランプ氏、欧州にロシア石油断絶と凍結資産44兆円使用を迫る!
  • 「米国で政治ジョークはもう許されない」…キンメル氏“トランプ批判”で深夜人気番組“打ち切り”の危機!
  • 昨年“880億円稼いだ”大富豪トランプ氏…資産追及の豪記者に「黙れ!」と激怒
  • 「終わらぬ関税爆弾」…トランプ政権、収益性のいい半導体・医薬品に“超高関税”検討か

おすすめニュース

  • 1
    「ロシアの装備不足か?」MiG-29にケーブルタイでドローン固定、世界で嘲笑の嵐

    フォトニュース 

  • 2
    「高卒歓迎」が逆にプレミア化?資格支援・免許費用免除まで…人手不足で待遇競争が過熱

    トレンド 

  • 3
    「母性に境界はなかった」ボストン動物園でゴリラ母キキ、人間の赤ちゃんにガラス越しの愛情

    トレンド 

  • 4
    【衝撃】未成年アイドルをホテルに呼び出しわいせつ行為…芸能事務所代表・鳥丸寛士容疑者を逮捕

    トレンド 

  • 5
    「中国東部に謎の閃光!」住民騒然…“UFO撃墜”か“極秘兵器実験”か、憶測渦巻く

    トレンド 

話題

  • 1
    「7cmハイヒールで逆走ダッシュ!」スペイン男が100m世界新、常識破りの挑戦

    トレンド 

  • 2
    イ・ヒョン、13年ぶり新作『A(E)ND』発表!パン・シヒョクとの決別×Pdoggとの絆×TXTとの交流トーク

    K-POP 

  • 3
    「22年間も体内に!?」学生時代に椅子に座ろうとして刺さった○○の破片、交通事故検査で発見

    トレンド 

  • 4
    実は先に日本デビューしていた? 韓国の人気歌手、16歳で母国を離れ日本生活…知られざる過去

    smartnews 

  • 5
    マーゴット・ロビー、ロンドンで“入店拒否”屈辱体験!パパラッチ騒動の裏で新作『嵐が丘』主演決定

    エンタメ 

シェア

[cosmosfarm_share_buttons url="https://dailyview.net" title="ピッコン" align="center"]