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カンボジアの旧正月イベント、富豪が配る「お年玉」を求めて群衆が押し寄せる 4人が圧死・5人が負傷

荒巻俊 アクセス  

引用:AFP通信
引用:AFP通信

カンボジアで旧正月を控え、大富豪が配るお年玉を受け取ろうと群衆が押し寄せ、4人が圧死する事故が発生した。

先月、AP通信・AFP通信および現地メディア「クメールタイムズ」によると、この日の朝、カンボジアを代表する大富豪ソック・コン氏(78歳)が首都プノンペン中心部の自宅で、1人当たり4万リエル(約1,520円)と米2kgを配るイベントを開催した。

プレゼントを受け取るために少なくとも数百人が自宅の正門に押し寄せる中、男性2人と女性2人が倒れ、病院に搬送されたものの死亡が確認された。さらに、この事故で5人が負傷するなどの被害が発生したため、警察が出動してイベントを中止させ、群衆を解散させた。

事故を受け、ソック・コン氏はクオング・スレンプノンペン知事と共同で、死亡者1人当たり1,500万リエル(約57万円)、負傷者1人当たり400万リエル(約15万円)の見舞金を支給したと「クメールタイムズ」が伝えた。

カンボジアでは、旧正月に富裕層が貧しい人々にお年玉を配る風習がある。ソック・コン氏は、石油、ホテル、カジノなど様々な分野で事業を展開するカンボジアを代表する大富豪であり、38年間政権を握ったフン・セン前首相の側近としても知られている。

荒巻俊
editor@kangnamtimes.com

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