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「中東のリビエラ構想」掲げるトランプ氏の威圧外交が奏功?ハマスが人質3人を解放、停戦危機回避

川田翔平 アクセス  

引用:AP通信
引用:AP通信

ハマスの6回目の人質解放により、イスラエルとハマスの停戦破棄の危機を脱した。

15日(現地時間)、パレスチナの武装組織ハマスは予定通り6回目の人質解放を実施した。

アルジャジーラなどの海外メディアによると、ハマスはこの日午前10時(現地時間)にガザ地区南部のハーンユーニスでイスラエル人の人質3人を解放し、国際赤十字委員会に引き渡した。

イスラエル軍はこの日の声明で「人質3人がガザ地区の境界を越えてイスラエル領内に戻った」と発表した。イスラエルは、すべての人質ができるだけ早く解放されるよう、アメリカと協力すると表明した。

開戦から498日目となるこの日に解放された人質は、サーシャ・アレクサンダー・トルファノフ(29歳・ロシア二重国籍)、サギ・デケル・チェン(36歳・アメリカ二重国籍)、ヤイル・ホルン(46歳・アルゼンチン二重国籍)のイスラエル人男性3人である。

彼らは2023年10月7日にハマスがイスラエルを奇襲攻撃した際、イスラエル南部のニルオズ・キブツ(集団農場)で拉致され、約500日間捕虜になって拘束されていた。

彼らは引き渡し直前に武装勢力に囲まれた車両から降り、壇上に上がって群衆に短い演説を行った。先週解放された人質3人と比べ、健康状態は良好に見えたとCNNは伝えている。

イスラエルは停戦協定に基づき、この日イスラエルに収監されていたパレスチナ人369人を解放する予定だ。そのうち36人は終身刑を宣告され、服役中であった。

イスラエルとハマスは先月19日に3段階の停戦で合意した。しかし、ハマスは10日に突如イスラエルが停戦合意を破ったと主張し、この日予定されていた人質解放を無期限で延期すると発表した。これを受けてイスラエルとアメリカは、人質が解放されなければ再び戦闘を開始すると警告した。

これに先立ち、ドナルド・トランプ米大統領は14日に「明日正午までに人質を解放しなければ強硬な対応をとる」と述べ、ハマスに停戦合意の取り消しを迫った。

2023年10月7日、ハマスはイスラエルを奇襲して、1200人を殺害し、251人をガザ地区へ連れ去った。イスラエル軍は停戦直前までガザ地区に人質94人が残っており、そのうち34人が死亡したと見ている。

トランプ大統領は4日にベンヤミン・ネタニヤフ・イスラエル首相とホワイトハウスで首脳会談を行った後、ガザ地区をアメリカが取得し、開発して「中東のリビエラ」にすると発表し、国際社会に衝撃を与えた。ガザ地区内のパレスチナ住民を近隣国へ永久的に強制移住させるとし、国際法違反などの批判を浴びた。

川田翔平
editor@kangnamtimes.com

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