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11時間車を走らせ元カノの新たな恋人宅を放火…20代男を逮捕、火災により愛犬2匹が犠牲に

荒巻俊 アクセス  

引用:ペンシルベニア州ベンサレム警察提供
引用:ペンシルベニア州ベンサレム警察提供

アメリカ・ペンシルベニア州の住宅で火災が発生し、家族6人は避難したものの飼い犬2匹が犠牲となった。この事件で、ミシガン州在住の20代男が放火、殺人未遂などの容疑で起訴されたと、18日(現地時間)、アメリカ「フォックス・ニュース」などが報じた。

ベンサレム警察によると、警察と地域消防当局は10日午前5時22分、フィラデルフィア北部に隣接するベンサレムの住宅で火災が発生したとの通報を受けた。

救助隊が現場到着時、すでに非難した6人の家族が家の外にいた。数名は2階から慌てて飛び降りる際に負傷し、全員が近くの病院へ搬送された。

幸い、大きな人的被害はなかったが、家から脱出できなかった飼い犬のトレイとジェットは焼死した。

被害に遭った家族は、オンライン募金サイト「GoFundMe」に「私たち家族は人生で最悪の時期を迎えている。ペットを飼っている人なら分かるだろう。彼らも家族の一員だということを」とし、「燃える家に飛び込み命がけで犬たちを救おうとしたが、意識が遠のくのを感じ、2階の窓から飛び降りるしかなかった」と綴った。

引用:ベンサレム警察提供
引用:ベンサレム警察提供

警察に提出された告発状によると、事件発生時、家族は全員眠っていたが、妻のステイシー・ザレンスキー氏が1階から聞こえる不審な物音で目を覚ました。彼女は警察に対し「暗い色のパーカーを着た男を見たが、最初は息子だと思った」と証言した。

しかし、間もなくキッチンとリビングから炎が上がるのを目撃したステイシー氏は、夫と2人の子ども、自身の両親を全員起こし避難させた。

地元警察は周辺の監視カメラを調査し、事件発生直前の午前5時1分頃、近くの交差点で黒い乗用車が停車し、車から降りた人物が何かを持って住宅に向かって歩いていく姿を確認した。

容疑者とみられるこの人物は約15分後に車に戻り、現場を離れた。その後、住宅の裏庭から煙が上がり、30秒後に大爆発が起こり、家が炎に包まれ始めた。

警察は市内に通じる道路の車両を追跡し、車のナンバープレートを特定した。車両の所有者はミシガン州ロックフォード在住の21歳男性、ハリソン・ジョーンズ容疑者であることが判明した。

警察の調査により、ジョーンズ容疑者は被害家族の息子が現在遠距離恋愛中の女性の元彼氏であることが判明した。ジョーンズ容疑者は高校時代に交際していた元カノと現在も友人関係を続けており、近々新しい恋人に会うためにベンサレムを訪れる予定を知り、自分の車で彼女を送ることにしていた。

しかし、その前にジョーンズ容疑者は、その男性の住宅を単独で訪れ、犯行に及んだのだった。

ベンサレム警察の協力要請を受けたミシガン州ケント郡保安当局は、ジョーンズ容疑者の自宅の捜索令状を取り、犯行に使用された2021年式フォルクスワーゲン・パサート、鍵、携帯電話、パソコンなどを押収した。捜索時、ジョーンズ容疑者の腕には火傷の痕があったという。

警察は逮捕状を取得し、ジョーンズ容疑者の身柄を確保。殺人未遂、放火など計6件の容疑で起訴した。

警察関係者は「ジョーンズ容疑者が、ミシガンからベンサレムまで車を運転してきた唯一の目的は、放火だった」と述べ、「調査の結果、ジョーンズ容疑者は11時間かけて730マイル(約1,170km)を運転し、その家にたどり着いた」と明かした。

荒巻俊
editor@kangnamtimes.com

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