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バークシャー・ハサウェイ、テスラを抜いて「時価総額1兆ドル」を突破 株価上昇の背景と企業戦略とは?

荒巻俊 アクセス  

引用:AP通信
引用:AP通信

バークシャー・ハサウェイがテスラの時価総額を上回った。

25日(現地時間)、マーケットウォッチによると、バークシャー・ハサウェイ株(BRK.B)は前日4.1%上昇した後、この日のニューヨーク株式市場開始直後に1.2%上昇し、504ドル(約7万5,264円)となり、2日連続で上昇した。これにより、前日に記録した時価総額1兆700億ドル(約159兆7,886億9,971万円)がさらに増加する見込みだ。

一方、テスラ株は前日に続き3%以上下落し、前日時点の時価総額1兆400億ドル(約155兆2,563億9,563万円)から1兆ドル(約149兆2,849億9,580万円)を割り込む可能性が高まった。

バークシャー・ハサウェイは前日の終値でS&P500指数において時価総額7位の企業となり、テスラは8位に後退したと報告された。

もちろん、バークシャー・ハサウェイは長期的にテスラよりも高い価値を維持してきた。しかし、テスラは11月5日の米大統領選でトランプ氏が当選して以降、株価が急騰し、大きく上回っていたと関係者は説明した。

最近の逆転劇の背景には、両社の業績の違いがあると分析されている。土曜日にバークシャーは第4四半期の税引前利益が約170億ドル(約2兆5,378億4,492万円)に達し、前年同期比70%増となったと明らかにした。ウォール街のアナリストは120億ドル(約1兆7,914億8,305万円)と予想していた。

バークシャー・ハサウェイを担当するアナリストはウォール街にわずか6人しかおらず、時価総額上位10社に入る企業としては極めて異例だ。対照的に、テスラの四半期業績を予想するアナリストはウォール街に60人もいる。

バークシャーが土曜日に発表した報告書によると、2024年末時点の現金保有高が過去最高の3,340億ドル(約49兆8,629億4,495万円)に達したと報告した。

テスラの第4四半期決算は、1株当たり利益が73セントとなり、ウォール街の予想を若干下回った。それでも、個人投資家の人気が高く、ミーム株的な特性を持つため、いつでも急騰する可能性があり、相対的に安定したバークシャーを再び上回る可展開も考えられる。

CNBCとのインタビューで、オッペンハイマーのテクニカル分析責任者アリ・ワールド氏は、バークシャー・ハサウェイ株が数カ月以内に史上最高値を更新すると予想した。

ワールド氏は、「バークシャー・ハサウェイ株の動きは注目に値する」と指摘し、特に米国株式市場全体が下落する日でも堅調さを維持していることを強調した。

バークシャー・ハサウェイは、先週末に発表した年次報告書で、第4四半期の営業利益が71%急増したと報告した。

バークシャー・ハサウェイの株式はA株とB株に分かれており、A株は1株74万7,485ドル(約1億1,159万円)と高額なため、一般投資家の取引は限られている。一般投資家が主に取引するB株は、1株約500ドル(約7万4,642円)前後で推移していると示された。

ワールド氏は「バークシャーB株が9月の最高値485ドル(約7万2,403円)を突破し、長期上昇トレンドが再開された」と述べ、数カ月以内に最高値を更新する可能性が高いと予想した。

荒巻俊
aramakis@kangnamtimesjp.com

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