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「米海軍空母」の韓国寄港がもたらす新たな緊張と戦略的意義、北朝鮮の脅威を前に韓国が強硬姿勢を維持

川田翔平 アクセス  

引用:共同取材団
引用:共同取材団

韓国国防省は4日、北朝鮮の金与正(キム・ヨジョン)氏による非難と脅威に対し、「北朝鮮の核は絶対に容認できず、北朝鮮が選択できる唯一の生存の道は核への執着と妄想を捨てることだ」と一蹴した。

韓国国防省は、金与正氏がフリーダムシールド(FS、自由の盾)演習を前に、拡大抑止力公約の履行のための米戦略資産の展開や米韓合同訓練などを非難したことについて、核・ミサイル開発を正当化し、挑発の口実を作ろうとする詭弁に過ぎないと指摘した。

さらに「我が軍は強固な連合防衛態勢を基に、北朝鮮のいかなる挑発にも万全の備えをしており、北朝鮮が米韓の正当かつ防衛的な軍事活動を口実に挑発した場合、圧倒的に報復する」と強調した。

この日、金正恩総書記の妹で北朝鮮労働党の宣伝扇動部副部長を務めている金与正氏は、官製メディア「労働新聞」を通じた談話で、米海軍空母カール・ヴィンソンの入港について「戦略的レベルの威嚇的行動を増大させる選択肢を真剣に検討する」と主張した。

金与正氏は「敵は保有するあらゆる手段を動員して国家の主権と安全利益を守ろうとする我々の意志と能力を試すべきではない」とし、「それは非常に危険なことだ」と述べた。

彼女は「米国は今年、新政権が発足するや否や、前政権の対朝鮮敵視政策を『継承』し、我々に対する政治・軍事的挑発行為を段階的に拡大・強化している」とも述べた。

続けて、△米韓が先月10日(現地時間)に米国ワシントンDCで第4回核協議グループ(NCG)会議を開催、△日米韓が先月15日に朝鮮半島近海の公海上空で米B-1B戦略爆撃機による空中訓練を実施、△米韓連合が先月21~24日に原州(ウォンジュ)基地で今年初の「双鷹訓練」を実施したことなどを、自国に対する対決行為として列挙した。

金与正氏はまた「米国の悪質な反共和国対決策動は3月に入り、このようにカール・ヴィンソンが朝鮮半島に寄港することで激化し、カール・ヴィンソンの参加のもと今月中に実施される日米韓海上訓練とフリーダムシールド合同軍事演習を契機にピークを迎えることになる」と言及した。

彼女は「朝鮮民主主義人民共和国は、主権国家の安全保障上の懸念を無視・侵害し、地域全体の平和的環境を危うくする米国とその追従勢力の無謀な誇示的・示威的行動を強く非難する」とし、「今日の現実は我々の核武力強化路線の正当性と必要性をさらに浮き彫りにしている」と批判した。

そして「米戦略資産の朝鮮半島地域への展開が悪習として定着し、これにより我々の安全保障に否定的影響が及ぶことに対処し、我々も敵国の安全保障に対する戦略的レベルの威嚇的行動を増大させる選択肢を真剣に検討する計画だ」と強調した。

先に韓国海軍によると、2日に米海軍の第1空母打撃群所属の空母カール・ヴィンソン(CVN)をはじめ、巡洋艦のプリンストン、イージス駆逐艦のスターレットが釜山(プサン)作戦基地に入港した。

米海軍の空母が韓国に入港したのは、ドナルド・トランプ第2期政権の発足後初めてだ。カール・ヴィンソンは1982年に就役した米海軍3番目のニミッツ級(10万トン級)原子力空母だ。

一般的に米海軍の空母打撃群(CSG:Carrier Strike Group)は、7,500人以上の精鋭海軍兵力と最新鋭戦闘機を含む80~90機の航空機を搭載した空母1隻を中心に、イージス防空艦1~2隻、駆逐艦2~5隻、1隻以上の補給艦、1~2隻の攻撃型原子力潜水艦で構成される。

引用:Newsis
引用:Newsis

カール・ヴィンソンは全長333m、幅76.4m、乗員6,000人以上、飛行甲板はサッカー場3面分の広さを持ち、ステルス戦闘機のF-35Cなど80~90機の航空機を搭載可能なため「浮かぶ軍事基地」と呼ばれている。

引用:韓国海軍
引用:韓国海軍

韓国海軍は「今回の寄港は、最近米政府が再確認した『恒久的で揺るぎない拡大抑止力の提供』の実質的な履行と、継続する北朝鮮の脅威に対応して米韓同盟の強固な連合防衛態勢を示すためのものだ」と明らかにした。

川田翔平
//= the_author_meta('email'); ?>editor@kangnamtimes.com

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