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「北朝鮮軍の活躍」ロシア軍がクルスク地域を奪回、ウクライナ軍が劣勢に立たされる

佐藤美穂 アクセス  

最近、ウクライナ軍がクルスク地域で劣勢に追い込まれたのは、北朝鮮軍の役割が大きかったことが確認された。ロシア軍のクルスク奪還作戦における北朝鮮軍の功績を認める発言であり、北朝鮮がロシアから受ける見返りが増大する可能性があるとの見方が出ている。

10日(現地時間)、米国の北朝鮮専門メディア「NKニュース」は、ウクライナ政府の情報として、ロシアのクルスク進攻に加わった北朝鮮軍の目的が物資補給路の遮断とウクライナ兵の孤立にあると報じた。

ウクライナ国家安全保障国防会議「偽情報対策センター」の所長を務めるアンドリー・コバレンコ氏は前日、「スームィとクルスク地域の状況が厳しい」と述べ、「北朝鮮軍が整列して本格的に進攻しており、実際に野原を横断している」と語った。これは北朝鮮軍がクルスク地域で攻勢を強め、ウクライナ軍が劣勢に追い込まれているとの報道を受けての発言で、北朝鮮軍の活躍により自国軍が劣勢に立たされたことを認めたものと解釈される。

同日、ウクライナの軍事ブログ「ディープステート」も、ウクライナが国境付近で支配権を失ったと指摘し、これは「主な攻撃部隊であり、相当な損失を被った北朝鮮軍が多数配備されたため」だと明かした。

ディープステートによると、ロシアの反撃が続く中、6日時点で350平方キロメートルだったクルスク内のウクライナ支配地域が、この日には289平方キロメートルまで縮小したという。

米国のシンクタンク、戦争研究所(ISW)は前日発表した報告書で、ロシア軍が北朝鮮軍の支援を得て、クルスク内のウクライナ軍の拠点都市スームィの市内まで進攻した可能性があると伝えた。報告書によると、ロシアの戦争ブロガーたちは、ロシア軍がスームィ北東部の工業地域に進出し、市内に陣地を構築したと主張している。

ウクライナ兵士らは、ニューヨーク・タイムズ(NYT)に対し、ロシアが最近戦場で優勢に立っているのは、ウクライナ軍を数で上回る北朝鮮軍と「光ファイバードローン(光ファイバーケーブルで操縦されるドローン)」という新兵器のおかげだと語った。

同日、ウクライナ軍のオレクサンドル・シルスキー総司令官もロシアのクルスク反攻に北朝鮮軍が参加していることを認めた。シルスキー総司令官はこの日、ソーシャルメディアに投稿した声明で、「相当な規模のロシア部隊が、北朝鮮歩兵部隊の支援を受けて攻勢に出ているにもかかわらず、人員と装備で大きな損失を被っている」と述べた。

ロシア軍は昨年ウクライナに奪われたクルスク内の領土を奪回するため、最近反攻の速度を上げている。約1万2,000人と推定されるロシア派兵の北朝鮮軍は、昨年末にウクライナ軍との戦闘に投入され、今年の1月に一時撤退した後、再編成を経て2月の初旬に再投入された。

ロシア軍はウクライナ軍を孤立させるために多数の北朝鮮軍を投入し、ドローンを使用してウクライナ軍の補給線を妨害する作戦を展開していると伝えられている。

佐藤美穂
editor@kangnamtimes.com

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