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【韓国大統領罷免】軍動員・国会封鎖・政治家逮捕指示…韓国憲法裁が認定した「弾劾に値する」大統領の重大違反リスト

荒巻俊 アクセス  

引用:Shutterstock*この画像は記事の内容と一切関係ありません

憲法裁判所、111日間の審理を経て大統領罷免を決定… 憲政史上2度目

2017年以来再び大統領弾劾

憲法裁判所、全会一致で罷免決定

韓国の憲法裁判所は本日、裁判官8人全員一致で大統領の罷免を決定した。韓国憲政史上2度目となる大統領罷免が宣告された。

憲法裁判所は4日、大法廷で大統領弾劾の宣告を行い、22分で宣告を終えた。ムン・ヒョンベ憲法裁判所長代行は「被請求人のユン・ソンニョル大統領を罷免する」と最終命令を読み上げた。

今回の弾劾審判は、昨年12月14日に国会で弾劾訴追案が可決されてから111日後に結論が出た。憲法裁判所は判決文で「大統領は憲法擁護の義務を放棄し、国民の信頼を著しく損なった」と罷免決定の理由を説明した。

憲法裁判所は弾劾訴追維持の理由として、非常戒厳宣言要件の違反、布告令の違憲性および違法性、軍・警の動員による国会封鎖の試み、政治家逮捕指示、選挙管理委員会掌握の試みのすべてが違法であると判断した。さらに、弾劾に値する重大な罷免理由があるかについて、「(被請求人の行為が)国民主権主義と民主主義を否定し、民主共和国に深刻な危害を与えた」とし、「憲法が定める大統領の権限を逸脱したものである」と指摘した。

そして「被請求人(ユン大統領)を罷免することで得られる憲法擁護の利益がより大きい」と述べ、命令を読み上げた。

憲法裁判所の宣告により、ユン大統領は即時に大統領職を解かれた。憲法第71条により、国務総理が大統領権限を代行し、60日以内に次期大統領選挙が実施される予定だ。罷免された大統領は憲法裁判所法第54条に基づき、今後5年間公職就任が制限される。

荒巻俊
editor@kangnamtimes.com

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