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「わざわざ遠回りして出社」韓国大統領弾劾審判でソウルが大騒ぎ、集会に囲まれた現代グループ本社は非常事態

荒巻俊 アクセス  

引用:Shutterstock*この画像は記事の内容と一切関係ありません

「毎日の通勤途中で旗を持った集会の群衆に遭遇し、会社の雰囲気が不安定になっている。宣告日に会社が無事か心配だ」

韓国のユン・ソンニョル大統領の弾劾審判宣告を控え、ソウル斎洞(チェドン)の憲法裁判所近くに本社を構える現代建設と現代エンジニアリングの社員らは緊張感を高めている。現代建設のある社員は「被害に遭うかもしれないと思い、わざわざ遠回りして出勤することも多かった」と、これまでの心労を吐露した。

3日、憲法裁判所によると、ユン大統領の弾劾審判宣告は4日の午前11時に行われる。宣告日を前に安全への懸念が高まり、憲法裁判所近くに拠点を置く現代建設と現代エンジニアリングは、宣告当日に全社員の在宅勤務を決定した。

現代建設と現代エンジニアリングが宣告日の在宅勤務を決めた理由は、騒乱の可能性が浮上し、従業員の安全への懸念が高まったためだ。両社の本社は憲法裁判所からわずか120mの距離にある。普段から本社前で弾劾を求める団体の集会が開かれるほど近接している。

現代エンジニアリングはこれまでフレックスタイム制を通じて、社員が集会の時間を避けて出退勤できるよう対応してきたが、宣告日にはこれでは不十分と判断した。同社の関係者は「どのような結果が出ても、近隣の集会が激化する可能性があるという懸念が高まった」とし、「社員の安全のために当日は全員在宅勤務とすることにした」と説明した。

現代建設も宣告日は全社員が在宅勤務することを決定した。当初は出退勤時間の調整程度の対策が予想されていたが、安全への懸念が広がったため、当日は会社を閉鎖することにしたという。現代建設の関係者は「本社近くで大規模な集会が開かれると予想される」とし、「従業員の安全のために全社員の在宅勤務措置を決定した」と述べた。

ユン大統領の弾劾審判宣告が予想より遅れたため、最近、現代建設と現代エンジニアリングの従業員は、通勤のため地下鉄3号線・安国駅の出口を出た瞬間から車壁に囲まれていたという。一方では警察が歩行を制限し、他方では抗議者の叫び声が聞こえてくる。実際、現代建設本社に近い安国駅の3番出口では「弾劾無効」、「ユン・ソンニョル罷免」など、ユン大統領の弾劾判決に関する賛否両派のスローガンが響き渡っている。

少しでも憲法裁判所に近い場所で集まろうとする人々は、現代建設本社前に陣取ることもある。拡声器を使用してスローガンを叫ぶため、建物内にも集会の騒音が聞こえてくる。現代建設と現代エンジニアリングは本社周辺で集会が行われるたびに、集会の場所や日程、人数などを記載した注意喚起文を配布している。

ある社員は「昼休みに外出すると、拡声器で罵声を浴びせる抗議者と遭遇する」とし、「路上での乱闘も頻繁にあるため、巻き込まれて被害にあうかもしれないという不安も大きい」と訴えた。

弾劾審判宣告を前に社員間の不安が高まったため、現代建設側は本社に出入りする人々を対象に社員証などでの身分確認の手続きを強化した。社員証がない場合、身分と入館目的を明らかにした後でなければ建物に入ることができない。あるセキュリティチーム職員は「外部の集会参加者が本社に入ろうとするケースがある」とし、「従業員の安全確保のため、出入り時の確認手続きを強化するよう指示が出た」と説明した。

憲法裁判所が4日にユン大統領の弾劾審判結果を宣告すると決定し、ユン大統領の弾劾事件は昨年12月14日の国会法制司法委員会の弾劾訴追から111日で決着する。警察は宣告日、憲法裁判所の半径100mを集会禁止区域と定め、車壁で封鎖する方針だ。

警察は抗議者の過激な行動に備え、安国駅の交差点にあるHD現代オイルバンクの斎洞給油所も閉鎖する。憲法裁判所の決定に激怒した抗議者が極端な事件を引き起こす可能性があるとの懸念が高まっているためだ。

斎洞小学校、雲峴小学校など近隣の小中高校も宣告日を裁量休業日に指定し、生徒の登校を控える予定だ。ある小学校の関係者は「以前も集会参加者が多く集まる日には、学校前まで押し寄せてきた」とし、「生徒の安全が懸念されるため、裁量休業とする予定だ」と述べた。

荒巻俊
aramakis@kangnamtimesjp.com

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