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トランプ大統領、ロシアに「原油制裁」を示唆 ウクライナ停戦へ最終通告

佐藤美穂 アクセス  

引用:Shutterstock*この画像は記事の内容と一切関係ありません

「NATO撤退の話は聞いていない」

イギリスとウクライナ問題で協力

フィンランドのアレクサンデル・ストゥブ大統領は、ドナルド・トランプ米大統領がウクライナの停戦に応じないロシアのウラジーミル・プーチン大統領に対して苛立ちと不満を示したと明らかにした。

31日(現地時間)、ストゥブ大統領はスカイニュースとのインタビューで、トランプ大統領がプーチン大統領に対して怒っているように見えたかという質問に、「怒っている(angry)という表現は適切ではないが、苛立っている(impatient)ことは確かだ」と答えた。

トランプ大統領とゴルフを楽しんだ後、イギリスを訪れた彼は、「我々は停戦について、そしてロシアがそれに真剣に取り組んでいないことへの彼の不満(frustration)について深く話し合った」とも述べた。

ストゥブ大統領は、「トランプ大統領が『私はプーチン大統領を信頼できるだろうか』と尋ねたとき、『できないだろう』と答えた」と伝えた。

また、「信頼と不信の天秤があるとすれば、ここ数週間のロシアの行動は我々が不信に傾いていることを証明している」とも付け加えた。

ストゥブ大統領は、3月29日に米フロリダを電撃訪問し、トランプ大統領や共和党のリンゼー・グラム上院議員らとゴルフを楽しんだ。

引用:Shutterstock*この画像は記事の内容と一切関係ありません

この日、ストゥブ大統領はトランプ大統領について、プーチン大統領に圧力をかけ、ウクライナの停戦仲介役を果たすだろうと評価した。

ストゥブ大統領は「彼が停戦を仲介できる唯一の人物であることは確かだ。プーチン大統領が恐れ、尊敬している唯一の人物だからだ」と述べた。

さらに、「彼は熟練した交渉人だ。もちろん、我々が外交で慣れ親しんでいる方法と彼の方法は少し異なる。しかし、我々はついに停戦について話し合う段階に到達した」と付け加えた。

ストゥブ大統領は前日に報道機関に公開した通り、トランプ大統領に彼の就任3か月目である4月20日をウクライナの停戦日とすることを提案したと説明した。

彼は「4月20日にロシアが計画を遵守しない場合、大規模な制裁が必要だと考える」と述べ、米国がロシア産石油に対して「石油価格の厳しい上限」を検討していると伝えた。

トランプ大統領がプーチン大統領にこのような圧力をかけると予想しているかとの質問には、「かなり自信がある」とし、「希望的観測ではなく、確信している」と強調した。

前日、トランプ大統領は米国のメディアとのインタビューで、ロシアが停戦に和解しない場合、ロシア産のすべての原油に二次関税を課すと警告した。

ストゥブ大統領はこの日、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスの行事で「米政権内のどの要人からもNATOから何らかの形で撤退しようとしているとの話は聞いていない」と述べたとロイター通信が伝えた。

トランプ大統領は北大西洋条約機構(NATO)の欧州同盟国に防衛費負担の拡大を要求し、NATOに対して懐疑的な態度を示してきたが、今回の訪米ではそうした兆候は見られなかったという意味だ。

ストゥブ大統領はこの日、ダウニング街10番地の首相官邸でイギリスのキア・スターマー首相と首脳会談を行い、ウクライナ問題などについて協議した。

彼は会談の冒頭で「フィンランドとイギリスはNATO、そしてイギリスが創設した欧州合同遠征軍(JEF)を含む多くの分野で緊密に連携している」と述べた。

スターマー首相も「ウクライナを含む重要な問題で我々の考えは非常に近い」とし、「これらの問題についてより密接に協力すればするほど良くなるだろうと確信している」と述べた。

佐藤美穂
editor@kangnamtimes.com

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