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接触なしでも「死亡事故」に…歩行者を驚かせ転倒させた車、運転手は「過失なし」と主張も法的責任問われる可能性

荒巻俊 アクセス  

アパートの団地内で、接近する車に驚いて転倒した70代の歩行者が死亡する事故が発生し、警察が捜査を進めている。

4日、警察によると先月17日午後7時30分ごろ、韓国の忠清北道(チュンチョンプクト)・清州(チョンジュ)市のあるアパート団地内で40代のAさんが運転する乗用車が左折した際、横断歩道を渡ろうとしていた70代のBさんを含む3人と対面した。

当時Aさんは、アパートの入り口から自宅のアパートへ向かうため左折し、横断歩道を通過中だった。一方、歩道にいたBさん一行は、接近する車に驚いて全員後ろに倒れた。ただし、車と直接衝突したわけではなかった。

しかし、この転倒によりBさんは同行者2人の下で押され、頭部を強く打って病院に搬送されたものの、命を落としてしまった。

死亡事故が発生したことを受け、警察はAさんの過失の有無を明らかにするための捜査を進めている。たとえ非接触事故であっても、Aさんが歩行者保護義務を遵守していたかどうかを確認する方針だ。

警察が周辺の防犯カメラやドライブレコーダーの映像を分析した結果、Aさんが徐行していたことは確認されたが、横断歩道に進入する前に一時停止をしていなかったことが判明した。

これを踏まえ、警察はAさんが歩行者保護義務を果たしていなかったと判断できるかどうかについて法的検討を進めている。しかし、Aさんは警察の調べに対し「過失はない」と容疑を否認している。

警察関係者は「運転者が義務を遵守していたか、仮に義務違反があった場合、それが事故と因果関係があるのかを多角的に検討している」とし、「現時点では運転者の処罰の可否について結論は出ていない」と述べた。

荒巻俊
editor@kangnamtimes.com

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