メインメニューへスキップ(上段) メインコンテンツへスキップ メインメニューへスキップ(下段)

北朝鮮が送り込む「デジタル戦士」たち…海外派遣IT人材が仮想通貨で国の命運を担う

川田翔平 アクセス  

引用:Shutterstock*この画像は記事の内容と一切関係ありません

北朝鮮は国際連合安全保障理事会の対北制裁にもかかわらず、労働者派遣を通じて外貨獲得に注力していることが6日(現地時間)、明らかになった。

北朝鮮専門メディアのデイリーNKは最近、中国やロシアなど海外に派遣された北朝鮮労働者の人権状況を調査・報道した。

同メディアは、北朝鮮がIT人材や労働者を育成し、海外に積極的に派遣してハッキングを通じて仮想通貨、特にビットコインを大規模に保有するようになった現象は、単なるサイバー犯罪以上の、極めて重要な政治・経済的戦略的意味を持つと指摘した。

海外のサイバー専門家らは、従来の外貨獲得手段へのアクセスが困難な北朝鮮が、ブロックチェーン技術の匿名性と分散性を活用して実質的な「デジタル外貨準備」を構築し、今後さらに強化すると予測している。

分散性とは、取引データを中央の特定機関やサーバーではなく、ネットワーク上の多数の参加者(ノード)が共同で保存・管理する構造を指す。これにより、単一機関の介入なしにシステムが自律的に運営され、特定機関や国家の制御や介入が困難になる。このことは、北朝鮮が国際社会の強力な金融制裁下でもデジタル形式の資産を継続的に確保し運用できることを示している。

北朝鮮のデジタル資産運用戦略は、他の制裁対象国や非国家主体にも先例として作用し、国際的制裁体制の限界をさらに浮き彫りにし、新たな形の制裁回避手段として拡散する可能性も指摘されている。

暗号資産は従来の金融システムを介さずに国境を越えた取引が可能で、中央金融機関の介入なしに取引が行われるため、資産の追跡や凍結が事実上困難である。そのため、北朝鮮がビットコインをはじめとする仮想通貨を継続的に蓄積すれば、問題が深刻化すると専門家は警告している。

北朝鮮がこのようなデジタル方式の外貨準備を拡大し続ければ、従来の外貨獲得手段が完全に遮断された状況でも戦略物資の購入や経済活動を継続できるようになる。

特に北朝鮮の暗号資産保有規模が一定水準を超えると、経済的孤立と外貨資金の遮断を目指した従来の金融制裁体制の効果は著しく低下するだろう。これは結果的に北朝鮮が国際社会の経済的圧力からかなり自由になれることを意味し、実際に現在施行中の金融制裁の実効性を大きく損なっているとの分析がある。

北朝鮮が蓄積した暗号資産を第三国や非公式金融ネットワークを通じて現金化すれば、グローバル金融システムの透明性と安定性が損なわれる可能性がある。外貨獲得、軍事資金調達、貿易決済に対する強力な制裁が事実上無力化される結果を招く恐れもある。

北朝鮮はこのような不法ハッキングで取得した資産を利用して核やミサイルプログラムの高度化をさらに加速させると予想される。仮想資産は核ミサイルの継続的な開発、先端軍事技術、原子力潜水艦、早期警戒管制機、自爆型ドローンなど各種新兵器および軍事装備の開発・確保のための重要資産として活用される可能性が高いと専門家は指摘している。

特に、北朝鮮はハッキングのレベルはもちろん世論操作、主要軍事技術の窃取、暗号資産のマイニングなどの分野でますます精巧化しているとの評価がある。

海外各国の関連専門家らは、北朝鮮が偵察総局傘下に「227研究所」を設立し、24時間体制で運営しつつ、海外派遣ハッキンググループが送信する情報に対して即時対応方針を確立していると指摘している。

川田翔平
CP-2023-0328@fastviewkorea.com

コメント0

300

コメント0

[ニュース] ランキング

  • 「ポーランド侵犯はNATOとの前哨戦だ!」ウクライナが警鐘…欧州に‟最大級の警戒”呼びかけ
  • 「中国の領土野心にフィリピンが猛反発!」南シナ海スカボロー礁“自然保護区建設”に抗議し「即時撤回せよ」
  • トランプ氏が“ロシア肩入れ”爆弾発言!「ドローン侵入はミス」→ ポーランド「プーチンの嘲笑に踊らされている」
  • 露、西側の「対応意思」を挑発的に試す → NYT警告、ポーランド攻撃でNATO軍と初交戦…“欧州戦線拡大”の序章か
  • 日本人観光客が起こした火災でソウル地下鉄から100人超が避難…原因は「モバイルバッテリー」
  • 台湾が中国出身配偶者に「国籍喪失」要求、中国は強硬拒否…揺れる両岸のはざまで立ち尽くす人々

こんな記事も読まれています

  • 「新型T-ロック」フォルクスワーゲン、8年ぶり全面刷新でグループ初のフルハイブリッドを搭載
  • 【新記録】単一充電1342km、メルセデスEQS試験車が全固体バッテリーで欧州ルートを走破した
  • 「空も電気車時代」に突入!破産リリウム施設を継承した独ベリディオンが新型e航空機を加速開発
  • ホンダ新型「CR-V」、スポーティに進化!2027年型レンダリング公開…300馬力級PHEV投入の可能性も
  • 「新型T-ロック」フォルクスワーゲン、8年ぶり全面刷新でグループ初のフルハイブリッドを搭載
  • 「中国の領土野心にフィリピンが猛反発!」南シナ海スカボロー礁“自然保護区建設”に抗議し「即時撤回せよ」
  • 【新記録】単一充電1342km、メルセデスEQS試験車が全固体バッテリーで欧州ルートを走破した
  • トランプ氏が“ロシア肩入れ”爆弾発言!「ドローン侵入はミス」→ ポーランド「プーチンの嘲笑に踊らされている」

こんな記事も読まれています

  • 「新型T-ロック」フォルクスワーゲン、8年ぶり全面刷新でグループ初のフルハイブリッドを搭載
  • 【新記録】単一充電1342km、メルセデスEQS試験車が全固体バッテリーで欧州ルートを走破した
  • 「空も電気車時代」に突入!破産リリウム施設を継承した独ベリディオンが新型e航空機を加速開発
  • ホンダ新型「CR-V」、スポーティに進化!2027年型レンダリング公開…300馬力級PHEV投入の可能性も
  • 「新型T-ロック」フォルクスワーゲン、8年ぶり全面刷新でグループ初のフルハイブリッドを搭載
  • 「中国の領土野心にフィリピンが猛反発!」南シナ海スカボロー礁“自然保護区建設”に抗議し「即時撤回せよ」
  • 【新記録】単一充電1342km、メルセデスEQS試験車が全固体バッテリーで欧州ルートを走破した
  • トランプ氏が“ロシア肩入れ”爆弾発言!「ドローン侵入はミス」→ ポーランド「プーチンの嘲笑に踊らされている」

おすすめニュース

  • 1
    【奇行】午後の公園にゴキブリ数十匹をばらまいた女…SNSで炎上、公衆衛生に大論争

    トレンド 

  • 2
    「火星内部の隠された真実を暴く!」最新研究が突き止めた“45億年前の惑星大衝突”の破片…内部は均質な層ではなかった

    トレンド 

  • 3
    【NASA発表】火星で“微生物の痕跡”発見!35億年前の湖に潜在的生命の証拠か

    トレンド 

  • 4
    「遺体から精子採取」…銃撃で殉職した記者、2年後に“父親”に!婚約者が代理母出産で妊娠報告

    トレンド 

  • 5
    木の下敷きになった子犬を救った野生のクマ…直後に明らかになった衝撃の事実とは?

    フォトニュース 

話題

  • 1
    「果物の食べ過ぎでダウン!?」担架で病院に運ばれた“トルコのクマ・オカン”の顛末

    トレンド 

  • 2
    午前2時に野生の象が襲来!鉄門を壊し米50キロを爆食い…住民は「日常茶飯事」

    トレンド 

  • 3
    キノコ製カヤックで42キロの海を横断!? 15メートルのシロナガスクジラがまさかの“伴走”

    トレンド 

  • 4
    不倫相手と同じヴィラに!? 離婚した夫、元妻と娘の“真下の階”に引っ越して大波紋

    トレンド 

  • 5
    「空も電気車時代」に突入!破産リリウム施設を継承した独ベリディオンが新型e航空機を加速開発

    フォトニュース 

シェア

[cosmosfarm_share_buttons url="https://dailyview.net" title="ピッコン" align="center"]