メインメニューへスキップ(上段) メインコンテンツへスキップ メインメニューへスキップ(下段)

ロサンゼルスの「映える」ヤシの木、実は火災リスク最大級だった!?10万本の運命やいかに…

荒巻俊 アクセス  

引用:Shutterstock*この画像は記事の内容と一切関係ありません

アメリカ西部最大の都市、ロサンゼルスが今年初めに歴代最悪の山火事被害を受けた中、ロサンゼルスの象徴とも言えるヤシの木が「火災に弱い」と山火事の原因として指摘されている。

1日(現地時間)、ワシントン・ポストによると、山火事後にロサンゼルスで火災に弱いヤシの木の欠点を指摘する声が広がっている。今年初めにカリフォルニア南部で発生した歴代最悪の山火事では、1万6,000棟以上の建物が焼失し、少なくとも26人が死亡した。

ヤシの木はロサンゼルスの象徴と言っても過言ではないほど地域全体に広がっているが、機能面では他の樹木に比べて劣るとの分析が出ている。枝葉が豊かな広葉樹に比べ、日陰の面積が小さく、火災にもはるかに弱いという。

特に専門家は、ヤシの木の幹を覆う茶色の皮に火がつくと、瞬時に木の上部まで炎が上がり、火の粉がより広い地域に拡散すると指摘している。

米国のある造園建築家は「消防署がロサンゼルス住民に建物に近いヤシの木を撤去するよう呼びかけた」とし、「当局は火災発生の可能性が最も高い地域のヤシの木を伐採すべきだ」と主張した。

今回の山火事消火活動では、ヤシの木が消防士の作業にかなりの障害となったと伝えられている。また、ヤシの木は一般的なイメージとは異なり、ロサンゼルスの在来植物でもないという点も撤去論を後押しした。

元々ロサンゼルスは大きな木が育たず、低木と草地がほとんどの地域だった。しかし、1800年代後半に不動産業者がカリフォルニア州を開発と共にヤシの木を利用し始めた。寒い東部地域に住む人々に温暖な気候を売りにして土地を販売するためのマーケティング戦略だったという。

1932年のロサンゼルスオリンピックもヤシの木の普及に決定的な契機となった。ロサンゼルスが都市美化の一環として数千本のヤシの木を植えたためだ。現在、ロサンゼルスは約10万本のヤシの木を管理している。

最近、ロサンゼルスは国際空港やドジャー・スタジアムなど市の一部地域にのみヤシの木を植えており、その他の地域では街路樹として広葉樹を好む傾向にあるという。専門家は、カリフォルニアの在来種であるコナラが山火事に対してより強く、野生動物にもより多くの餌と生息地を提供すると主張している。

ただし、山火事の被害をヤシの木だけのせいにするのは適切ではないという反論も存在する。今回の山火事が制御不能になった主な理由は強風と密集した建物であり、ヤシの木だけが原因ではなかったという。

ロサンゼルス・カリフォルニア大学(UCLA)の教授は、最近外来害虫と病気のせいでロサンゼルスのヤシの木が大量に枯死したとし、「無分別にヤシの木を植えるのは問題だが、すべてのヤシの木を撤去すれば後悔することになる」と強調した。

カリフォルニア大学、ヤシの木専門家も「ヤシの実と繊維は鳥や他の野生動物に餌と巣材を提供する」とし、「枯れた葉を取り除けば特別な火災リスクはない。ヤシの木ほど人気のある植物はない」と付け加えた。

荒巻俊
editor@kangnamtimes.com

コメント0

300

コメント0

[ニュース] ランキング

  • 「ドア閉め専門職誕生!」無人タクシーの“盲点”に人間出動、高報酬で人気上昇中
  • 「18年間放置、ミイラ化した6歳女児の遺体」...大阪女児事件が浮き彫りにした日本行政の危機!
  • 「卵100%、ビックマック50%高騰!」物価高で中間層も悲鳴、“米中間選挙”に暗雲か
  • 「資金は確保、だが追加購入なし!」世界最大ビットコイン保有企業の“戦略変更”で市場に警戒感
  • 「トランプ大統領の影の参謀」...ホワイトハウスで存在感増すブレア氏、選挙戦略から政策指導まで独占!
  • 【米中緊張再燃】中国軍、台湾戦略と米本土射程を示す“ウォーゲーム映像”を初公開!

こんな記事も読まれています

  • 生産中止から4年…WRX STIに“復活シグナル”、試されるのはファンの熱量?
  • 「大径ホイールの罠?」見た目は最強でも、ポットホール一発で財布が割れる
  • 「一般トヨタ店では買えない」GR GT、販売は“厳選レクサス店”に集約へ?
  • GM車3,500台がリコール対象、欠けていたのは説明書1冊
  • ユ・ジェソクの『遊ぶなら何する?』、収益金3億600万ウォンを寄付…7年連続の善行
  • 「私生活論争」ソ・イェジ、「そろそろ」復帰の兆し…
  • 「飲酒運転」リジ、180度変わった近況に注目
  • ヒーローとなったイ・ジュノ、『テプン商事』に続き『CASHERO 〜ヒーローは現金を持つ〜』で興行不敗の5連続ヒットに挑戦

こんな記事も読まれています

  • 生産中止から4年…WRX STIに“復活シグナル”、試されるのはファンの熱量?
  • 「大径ホイールの罠?」見た目は最強でも、ポットホール一発で財布が割れる
  • 「一般トヨタ店では買えない」GR GT、販売は“厳選レクサス店”に集約へ?
  • GM車3,500台がリコール対象、欠けていたのは説明書1冊
  • ユ・ジェソクの『遊ぶなら何する?』、収益金3億600万ウォンを寄付…7年連続の善行
  • 「私生活論争」ソ・イェジ、「そろそろ」復帰の兆し…
  • 「飲酒運転」リジ、180度変わった近況に注目
  • ヒーローとなったイ・ジュノ、『テプン商事』に続き『CASHERO 〜ヒーローは現金を持つ〜』で興行不敗の5連続ヒットに挑戦

おすすめニュース

  • 1
    演技経験ほぼゼロからの快進撃…映画『世界の主人』主演女優ソ・スビンが新人賞4冠を達成

    エンタメ 

  • 2
    「なぜ日本の舞台に立つのか?」12万人反対でもエスパは紅白出演変更なし、NHKの判断が問われる

    K-POP 

  • 3
    幸せムードだけでは終わらない?旅番組で明かされた人気ユーチューバーの新婚生活のリアルな一面

    エンタメ 

  • 4
    「母親のような存在」芸能界に広がるマネージャー論争の中で女優の細やかな気遣いが再注目

    エンタメ 

  • 5
    14年の信頼関係に区切り…B1A4、WMエンターテインメントを離れ独立 新会社設立で新たなスタート

    エンタメ 

話題

  • 1
    【人間関係の闇】防犯カメラが暴いた禁断の関係…義母と婿の不倫映像にスタジオ騒然

    エンタメ 

  • 2
    いじめ被害の告白から実名論争へ…『PRODUCE 101』出演アイドル側は「深刻な名誉毀損」と全面否定

    エンタメ 

  • 3
    「自分がNGを出しておきながら説教」先輩俳優から一方的に責められた?女優が明かす撮影現場での不快な記憶

    エンタメ 

  • 4
    知らなかったでは済まされなかった現実…夫と運営する法人が登録漏れで女優が検察送致

    エンタメ 

  • 5
    「ハンバーガーを食べるために300字以上の反省文」大ベテランアイドル少女時代がデビュー当時を振り返る

    エンタメ 

シェア

[cosmosfarm_share_buttons url="https://dailyview.net" title="ピッコン" align="center"]