メインメニューへスキップ(上段) メインコンテンツへスキップ メインメニューへスキップ(下段)

米中「チキンゲーム」泥沼化!?中国が強硬姿勢を崩さない5つの理由

川田翔平 アクセス  

引用:Shutterstock*この画像は記事の内容と一切関係ありません

米中の関税戦争が譲歩なき「強対強の対決」というチキンゲームの様相を呈している。中国はトランプ米大統領の度重なる圧力にもかかわらず、次々と対抗措置を打ち出し、強硬姿勢を崩していない。

中国が他国と異なり、米国の関税攻勢に対して融和的ではなく対決姿勢を示し、強硬な態度を維持している理由として4〜5点挙げられる。

何より中国の習近平国家主席は自国の政治的理由から、決して米国に頭を下げる姿を見せられない状況にある。中国のような権威主義国家で最高指導者が米国に屈服する姿を見せれば、統治力に打撃を与え、失脚にもつながりかねないからだ。

■デカップリングを追求する米国に譲歩しても実益なしと判断

米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)も9日、「米中関税戦争で習主席には弱腰に見える選択肢がない」と指摘したのも、このような文脈からだ。NYTは「習主席が自らを中国の偉大な復興を導く救世主として描いてきた状況で、トランプ大統領に譲歩すれば正当性が損なわれるしかない」と分析した。

第二に、中国指導部は米国が中国の台頭阻止を決意した状況下で譲歩しても得るものはなく、一時的効果に過ぎないと見ている。グローバルサプライチェーンから中国を切り離すデカップリングを追求する状況で、米国との対立や対決は避けられないと考えている。

膨大な両国の貿易不均衡を改善する妙案がないことも理由の一つだ。米国の昨年の対中輸入は4,400億ドル(約64兆6,630億円)だが、中国の対米輸入は1,440億ドル(約21兆1,640億円)にとどまった。

来年末に予定された米国中間選挙が関税戦争の分水嶺になるとみられていることも、強硬対応の主要因の一つだ。それまで中国は「持久戦」を展開する方針だ。関税がインフレと景気後退を引き起こせば、中間選挙での共和党の敗北は確実で、トランプ大統領の政権運営力も低下すると見込み、それまで国内外で体面を保ちながら耐え抜く構えだ。

■中間選挙まで持久戦を展開し強硬対応を維持

中国はトランプ政権1期目の経験から耐性と学習効果が生まれ、十分な対策も講じていることが、強硬対応の背景となっている。

8日の中国の報復関税発表に対し、米国が再び50%の追加関税賦課を示唆すると、中国はすぐに6つの報復リストを公開し、「問題は起こさないが、恐れてもいない」と対抗姿勢を明確にした。中国国営新華社のWeChatアカウント「牛彈琴」で公開された「6大対応措置」には、米国産大豆・ソルガムなどの農産物関税の大幅引き上げ、家禽肉の輸入禁止、中国国内の米国企業を対象とした知的財産権調査、米国映画の輸入縮小・禁止などが含まれている。

■貿易市場の多様化と半導体など技術突破による自立経済構造実現にも自信

米国との全面対決は中国にも被害と苦痛を伴うことは避けられない。しかし、中国側は米国の物価上昇と株価暴落によりトランプ大統領が結局譲歩せざるを得なくなると楽観視している。中国人民大学重陽金融研究院の院長、王文氏は「誰がより長く耐えられるかの問題なら、中国が負けることはない」と述べた。政策の継続性を持つ中国が、選挙で数年ごとに政権が交代する米国より持久戦で優位に立っているという自信の表れだ。王氏は「米国は中国が米国を必要とする以上に中国を必要としている」とし、「他国が中国から商品を買って米国に再販する形で対応するだろう」と指摘した。

共産党機関紙の人民日報などが最近、中国国民に関税に打ち勝つ自信を持つよう呼びかけているのも、このような状況認識に基づいている。中国メディアは、アフリカ・南米などグローバルサウスへの貿易市場拡大や、AI・半導体などの技術突破による自立経済構造への移行を強調している。

川田翔平
CP-2023-0328@fastviewkorea.com

コメント0

300

コメント0

[ニュース] ランキング

  • 「え、沈まないの?」時速20kmで水上を走る“電動自転車”の仕組みとは
  • 「家族を失った10代少年に銃を持たせ」...アフガニスタンの“狂気の公開処刑”に8万人が拍手!
  • 刑務所が“宴会場”に?インド中央刑務所で受刑者パーティー流出、VIP特権とISIS関与が波紋
  • 「母を返す代わりに金を払え」AIアバター広告に怒号、喪失感を商売化する新時代か
  • 「伝説の人間洗濯機復活、価格6000万円の衝撃」東京でついに一般公開か
  • 「反トランプ襲撃をでっち上げ」...事件を捏造した女の末路とは!?

こんな記事も読まれています

  • 「マツダ2、静かな反撃」大改編なしで販売線図が動く、1.5Lが生んだ“逆転シナリオ”
  • ホンダ「反撃の狼煙」米国EV市場でRSXが逆襲へ
  • レクサスとトヨタ、韓国での売上高が急増中!一方、ホンダの現状は?
  • 「これじゃ本当に買えない!」ドイツの検査でテスラが”最多欠陥1・2位”を独占
  • 「ただの疲れ目だと思った」3日後に眼球を奪った“静かに進むがん”の正体が怖すぎる
  • 「豊かになるほど病気になる?」高所得国で乾癬が激増…“清潔すぎて免疫が壊れる”皮肉な現実
  • 交通事故で記憶喪失、まさかの「頭をもう一度ぶつけたら解決」オチ!?
  • 60代から急増、夫婦が“他人より遠くなる瞬間”はどこで訪れるのか

こんな記事も読まれています

  • 「マツダ2、静かな反撃」大改編なしで販売線図が動く、1.5Lが生んだ“逆転シナリオ”
  • ホンダ「反撃の狼煙」米国EV市場でRSXが逆襲へ
  • レクサスとトヨタ、韓国での売上高が急増中!一方、ホンダの現状は?
  • 「これじゃ本当に買えない!」ドイツの検査でテスラが”最多欠陥1・2位”を独占
  • 「ただの疲れ目だと思った」3日後に眼球を奪った“静かに進むがん”の正体が怖すぎる
  • 「豊かになるほど病気になる?」高所得国で乾癬が激増…“清潔すぎて免疫が壊れる”皮肉な現実
  • 交通事故で記憶喪失、まさかの「頭をもう一度ぶつけたら解決」オチ!?
  • 60代から急増、夫婦が“他人より遠くなる瞬間”はどこで訪れるのか

おすすめニュース

  • 1
    50代から始まる“静かな崩壊”、四つの習慣が人生を重くする

    健康 

  • 2
    「女性ホルモン不要」タツノオトシゴのオス妊娠、世界が驚いた“性役割の反転”

    おもしろ 

  • 3
    「世界一美しくなれば勝ちだ」18歳で決意した1,500万円整形 その先にあった現実

    気になる 

  • 4
    「集団で犯す」と脅した富豪、CAを追い詰めた8時間

    気になる 

  • 5
    人類が作った最後の生命?制御不能の機械生物が砂浜を歩き出した

    気になる 

話題

  • 1
    NYの高級店で“性を条件に無料要求”偽インフルエンサーの異常手口

    気になる 

  • 2
    「老化は二段階で崩れる」44歳と60歳に現れる“危険な断層”

    健康 

  • 3
    米国40代女性、涙1瓶9万円…濡れた枕カバーまで売れる異常市場

    気になる 

  • 4
    【総点検】三角板から救急箱まで“ないと死ぬ”5装備、プロが最後に残した結論

    フォトニュース 

  • 5
    「母を返す代わりに金を払え」AIアバター広告に怒号、喪失感を商売化する新時代か

    IT・テック 

シェア

[cosmosfarm_share_buttons url="https://dailyview.net" title="ピッコン" align="center"]