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学校が理事長の豪邸に!?生徒の教育費で家具購入、庭付き豪邸化…韓国・学校理事長の信じがたい不正の数々

有馬侑之介 アクセス  

引用:韓国・国民権益委員会
引用:韓国・国民権益委員会

韓国の国民権益委員会は、江原中学校および江原高校を運営する学校法人・江原学園の元理事長A氏が、学校施設を私的な住宅として使用し、給食室にカフェを設けて収益を得るなどの不正行為を行っていたことが確認されたと発表した。A氏は理事長在任中、江原高校の芸術館2階を自らの寮としてリフォームし、ソファや冷蔵庫、洗濯機、乾燥機などの家具や家電製品を学校の経費で購入していたことが調査によって判明した。権益委によると、この寮の改装や管理費に使用された予算は、本来、部活動室や教師と生徒の交流スペースであるバンド室の工事費として割り当てられていたものだったという。

調査の結果、A氏が寮の光熱費や水道代などの管理費までも教育費会計から支出していたことが確認された。私立学校法に基づき、学校法人の会計は「法人会計」と「教育費会計」に区分されており、政府補助金などが含まれる教育費は、原則として生徒の教育のためにのみ使用されなければならず、教育目的以外に使用した場合は横領罪に該当するとされている。

A氏はさらに、学校敷地内に庭や家庭菜園、専用駐車場を設けていたほか、数年間にわたり給食費を支払わずに学校の給食を無償で利用していたことも明らかになった。、また、給食室にカフェを設け、校内の職員に飲み物を作らせて販売させ、その売上を私的に流用していた疑いも持たれている。

引用:韓国・国民権益委員会
引用:韓国・国民権益委員会

工事費の手数料を受け取っていた疑いも浮上

韓国の国民権益委員会の調査によって、A氏が理事長在任中に不適切な工事契約を締結し、手数料を受け取っていた可能性があることが明らかになった。A氏は、新たに採用した9級の行政職員の親族が経営する特定の業者と随意契約を結び、業務を集中して割り振っていたという。この過程で、工事費を水増ししたり、虚偽の請求を行う手口で、約13億ウォン(約1億4000万円)にのぼる事業費を不正に利用し、その一部を手数料として受け取っていた疑いが持たれている。

雇用・教育当局は、2月に江原学園に対して現地監査を実施しており、江原学園の理事会は先月、A氏の解任を正式に決定したと発表した。国民権益委員会のイ・ミョンスン副委員長は「今回明らかになった事案は、学校法人の理事長が学生のために使われるべき予算を私的に流用・横領した、深刻な私学不正のケースである」と指摘した。また「私学財団の健全な運営と公正な教育環境の確保のために、徹底した調査と厳正な処罰が必要だ」と強調したと伝えられた。

有馬侑之介
editor@kangnamtimes.com

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