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「国際秩序を無視する行動は許されない」中国外交トップがアメリカの関税政策を厳しく批判

川田翔平 アクセス  

引用:Shutterstock*この画像は記事の内容と一切関係ありません

中国外交トップである王毅・中国共産党中央外事弁公室主任(外交部長兼任)が、関税戦争を続けるアメリカに対し「勝手な振る舞いをするな」と強く警告した。

12日、中国の複数メディアによると、王主任は前日北京で国際原子力機関(IAEA)のグロッシー事務局長と会談した際、米国発の関税戦争について「最近のアメリカは各所で関税という脅しを振りかざし、自国の利益を各国の共通利益より優先させており、多国間貿易体制や既存の秩序を公然と無視している」と批判した。

さらに「国際社会はこれを見過ごしてはならない。アメリカは勝手な行動をすべきではなく、歴史の歯車を逆行させてはならない」と釘を刺した。

また、中国政府がアメリカの関税に対抗して取った措置については「我々自身の正当な権益を守り、国際社会の共通利益を保護し、人類が弱肉強食の密林に逆戻りするのを防ぐための行動だ」と説明した。

アメリカは10日、トランプ第2期政権の発足後、中国に対する累積関税率を145%に再設定したと発表した。これは、フェンタニル問題を理由に課した20%関税に、相互関税として追加された125%を加えたものだ。

これに対し中国当局は、アメリカへの報復関税率を従来の84%から12日付で125%に引き上げると11日に発表した。また、アメリカへの渡航および留学の自粛勧告や、アメリカ映画の輸入縮小など非関税措置にも踏み切った。

川田翔平
editor@kangnamtimes.com

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