暗号資産(仮想通貨・コイン)市場で注目される分析家アリ・マルティネズ氏が、最近リップル(XRP)の動向について楽観的な見通しを示した。

マルティネズ氏はXで、13万6,500人のフォロワーに対し、XRPが強気転換パターンを突破し、新たな上昇局面に入る可能性が高いと指摘した。彼はXRPが「逆三尊」を形成し、上昇トレンドを示唆していると分析した。このパターンは一般的に強い買い圧力の流入を示す指標と解釈される。同氏は「XRPが逆三尊を突破しており、その後の上昇目標は2.70ドル(約385円)から2.90ドル(約414円)の範囲になると予想される」と述べた。
マルティネズ氏はミームコインの代表格であるドージコイン(DOGE)についても見解を示した。同氏はドージコインが強気トレンドを維持するには、月間終値が0.20ドル(約29円)以上で終値を付ける必要があると主張した。彼は「DOGEが0.20ドルを突破して月間終値を形成すれば、史上最高値である0.74ドル(約105円)へのラリーの足場になる」と分析した。
レイヤー1のブロックチェーンプロトコルのソラナ(SOL)についても、マルティネズ氏は楽観的な見方を示した。彼はSOLが典型的な「カップ・ウィズ・ハンドル」を形成していると指摘し、価格が3,500ドル(約50万288円)以上に急騰する可能性も示唆した。このパターンは長期的な上昇トレンドを示す強気シグナルとされる。
カルダノ(ADA)については慎重な姿勢を示した。ADAが下降チャネルの斜めのレジスタンスラインを突破する必要があり、それを超えれば新たな上昇トレンドが始まる可能性があるとした。マルティネズ氏は「ADAが0.74ドル(約105円)付近の重要なレジスタンスラインを突破すれば、0.88ドル(約125円)までの上昇が見込める」と述べた。
マルティネズ氏の分析は、テクニカルチャートに基づく典型的なパターン分析に焦点を当てており、仮想通貨市場の参加者に短期的な価格動向に関する示唆を提供している。
1日(日本時間)午前10時30分時点で、XRPは2.31ドル(約330円)、ドージコインは0.17ドル(約24円)、ソラナは148.66ドル(約2万1,256円)、カルダノは0.68ドル(約97円)を記録した。