NHKが6月初めにフィリピンでの多国籍合同訓練カマンダグ24における共同訓練を報道
韓国海兵隊「日本の陸上自衛隊との合同訓練を計画していない」と釈明

陸上自衛隊が6月に韓国海兵隊と初めて共同訓練を行うというNHKの報道に関連し、韓国海兵隊は「事実無根」と釈明した。
NHKは、陸上自衛隊と韓国海兵隊との共同訓練がフィリピンで6月初めに実施される多国籍合同訓練「カマンダク24」で行われると報道した。
カマンダク24は米国とフィリピン海兵隊が同盟国との協力を通じて沿岸防衛と戦闘技術の向上を目的に2017年から開始した年次多目的合同訓練だ。
韓国海兵隊はNHKの報道に対し、13日に記者団にメッセージを送り、「日本の陸上自衛隊がフィリピンで韓国海兵隊と初めて合同訓練を行うという報道は事実と異なる」とし、「韓国海兵隊は今回の多国籍合同訓練で日本の陸上自衛隊との合同訓練を計画していない」と釈明した。
NHKは、カマンダク24は今年で8回目を迎えるが、陸上自衛隊と韓国海兵隊はこれまで別々に参加しており、共同で訓練を行うのは今回が初めてだとし、「北朝鮮などを念頭に置いた安全保障面での協力を深める目的で、陸上自衛隊と韓国海兵隊が初めて共同訓練を実施する」と報じた。

具体的には、津波発生を想定し、韓国海兵隊員が陸上自衛隊のボートに乗り込み、捜索や救助訓練などを行うという。
NHKは「日本と韓国は昨年7月の日・米・韓国防相会談で、情報共有や共同訓練など安全保障面での協力を制度化する覚書に署名しており、今回の共同訓練はこれに基づくものだ」と説明した。
陸上自衛隊は「韓国との連携を深め、自由で開かれたインド太平洋の実現に貢献したい」とし、北朝鮮などを念頭に置いた安全保障面での協力を強化する方針を示したとNHKは伝えた。