長野県安曇野市で前足の1本がないクマが住宅街に現れ、住民を緊張させている。

住民がクマを初めて目撃したのは5月19日午後2時頃。安曇野市穂高柏原地域で道路を横断するクマを撮影した写真には、左前足が見えない姿が写っていた。当時、クマは道路を渡った後、口にリンゴとみられる果物をくわえてやぶの中に姿を消した。
クマを目撃した住民は「突然現れ、道路を横切って果物をくわえたままやぶの中に入っていった。前足がない状態で、かわいそうだった」と語った。

体長は約1m、住宅街で相次ぎ目撃
問題のクマは体長約1メートル程度で、左前足がないのが特徴だ。4月から同じ特徴を持つクマがこの一帯で継続的に目撃されているとみられる。
事故当日も警察が出動したが、クマはすでに姿を消しており、幸い人的被害は発生しなかった。
現場は住宅街に近く、住民の不安が高まる中、地域の猟友会はすでに罠を設置している。警察と安曇野市は付近の住民に特別な警戒を呼びかけている。