メインメニューへスキップ(上段) メインコンテンツへスキップ メインメニューへスキップ(下段)

「反トランプ派」中道派が欧州で勝利!だが貧困とロシアの恐怖で「極右」の勢い止まらず

有馬侑之介 アクセス  

18日(現地時間)、欧州統合を強調する中道政治の勢力は、ルーマニア、ポルトガル、ポーランドで同時に実施された大統領・国会議員の選挙「スーパーサンデー(Super Sunday)」で全勝し、安堵の声を上げた。しかし、3か国全てで右派ポピュリズムの勢力も躍進しており、昨年から欧州を席巻している「極右旋風」は依然として続いていることが明らかになった。

引用:BBCニュース
引用:BBCニュース

ルーマニアでは昨年の11月と12月に実施された大統領選でロシアの介入があったとする憲法裁判所の判決を受け、選挙結果が無効となった後、6か月ぶりに大統領選の第1回投票が行われた。4日、親欧州派のブカレスト市長、ニクショル・ダン氏(55)は21%を得票し、極右の第1野党・ルーマニア人統一同盟(AUR)のジョルジェ・シミオン氏(38)に41%という2倍近い差をつけられた。しかし、この日の決選投票では54.1%を獲得し、45.9%にとどまったシミオン氏を8.2%差で上回った。

選挙情勢が逆転した決定的な要因は、ドナルド・トランプ米大統領の「アメリカ例外主義」に対する有権者の反感が高まったためだ。トランプ大統領はウクライナのウォロディミル・ゼレンスキー大統領に継続的な圧力をかけ、ロシアとの和平交渉を強要してきた。

同じ東欧圏のルーマニア有権者の間では、「ウクライナの次は我々かもしれない」という不安感が広がっていた。対立候補のシミオン氏はトランプ大統領のスローガン「アメリカを再び偉大に(MAGA)」を模した「ルーマニアを再び偉大に(RAGA)」を選挙スローガンに掲げたが、結果的にこの戦略は裏目に出た。

1989年に独裁者ニコラエ・チャウシェスク氏を打倒したルーマニア国民は、再び親露の権威主義国家への回帰を阻止したのだ。ただし、これを極右勢力の没落と評価するのは早計だ。むしろシミオン氏が45%を超える支持率を確保したことで、極右勢力の侮れない政治力が確認されたとの見方が出ている。

引用:YouTube
引用:YouTube

欧州のもう一つの半大統領制国家であるポーランドでは、与党・市民プラットフォーム(PO)のラファウ・トシャスコフスキ氏(53)が大統領選の第1回投票で31.4%、右派ポピュリストの野党・法と正義(PiS)が支持する無所属のカロル・ナヴロツキ氏(42・29.5%)をわずかな差で上回り、ドナルド・トゥスク首相とアンジェイ・ドゥダ大統領との不協和音を伴う左右「共存」政権が終わるとの見方が強まっている。

ポーランドでは議会の多数派に属する首相が内閣を組織し実権を握るが、大統領も軍の最高司令官や法案拒否権、恩赦権など相当な権限を持つ。PiS側のドゥダ大統領は、大統領の拒否権を行使し、2023年12月に就任したトゥスク首相の改革を阻んできた。

2015年から10年間大統領職にあってPOを圧迫し続けてきたドゥダ大統領が退任し、トシャスコフスキ氏が大統領になれば、トゥスク内閣の司法改革と欧州連合(EU)との関係強化が加速すると見込まれる。2015年に初当選し再任中のドゥダ大統領は3選禁止により、今年8月に退任する。

欧州議会議員を務め、2018年からワルシャワ市長を務めるトシャスコフスキ氏は、中絶権の保障や性的マイノリティの人権保護などを掲げた。そして今回の選挙を西側リベラリズムと東欧型ナショナリズムの間の選択と位置づけた。

ただし、今回の第1回投票で極右民族主義傾向と評される自由独立連盟(KWiN)のスワヴォミル・メンツェン氏(38)は14.8%、さらに右寄りと評されるポーランド王冠連盟(KKP)のグジェゴシュ・ブラウン氏(58)は6.3%を得票した。合計21%超のこの2人への支持が決選投票で2位のナヴロツキ氏に集まれば、トシャスコフスキ氏の勝利は予断を許さない状況だ。

引用:CNN News 18
引用:CNN News 18

同日、ポルトガルでも3年ぶりに3度目の早期総選挙が行われ、ルイス・モンテネグロ首相の社会民主党(PSD)率いる中道右派の民主同盟が議会(定数230)で89議席を獲得し第1党となった。しかし、過去50年余りPSDと政権を分け合ってきた社会党が23.4%で第2党、極右民族主義政党のシェガ党が22.6%で第3党となり、それぞれ58議席を確保した。50年余り前にポルトガルで右翼独裁政権が崩壊して以来、極右民族主義政党が議会第3党に躍進したのは初めてのことだ。

モンテネグロ首相は昨年3月の早期総選挙で中道右派のPSDを率いて勝利し、中道右派の連立政権を発足させた。しかしその後、彼が設立した会社「スピヌンビバ(Spinumviva)」が政府事業に関連する顧客から利益を得ていたなどの不正疑惑が浮上し、世論は急速に悪化した。

ポルトガルの政治的不安定は長期の経済不況に起因している。ポルトガルは西欧で最も貧しい国の一つだ。ポルトガル統計局によると、昨年のポルトガル労働者の月平均給与は税引き前で1,200ユーロ(約19万4,791円)、今年の法定最低賃金は税引き前で月870ユーロ(約14万1,123円)だ。ポルトガル国民の生活水準が後退する一方で、非EU諸国からの移民は急増している。

有馬侑之介
//= the_author_meta('email'); ?>editor@kangnamtimes.com

コメント0

300

コメント0

[ニュース] ランキング

  • 「ダウン症の可能性が高い」と診断され中絶…米430万人YouTuberの告白に波紋
  • すでに始まった異変…「1950年以降最大規模が到来する」不気味な警告
  • イラン、MOU内容を先行公開した理由は
  • 「イラン、米国に3,000億ドルの復興支援要求」…イランメディア、MOU草案公開
  • 対米投資第3弾もSMRか…原発関連投資だけで10兆円超の可能性
  • 英政府、「北アイルランドの反移民暴動は人種差別的攻撃」と非難

こんな記事も読まれています

  • 生産中止から4年…WRX STIに“復活シグナル”、試されるのはファンの熱量?
  • 「大径ホイールの罠?」見た目は最強でも、ポットホール一発で財布が割れる
  • 「一般トヨタ店では買えない」GR GT、販売は“厳選レクサス店”に集約へ?
  • GM車3,500台がリコール対象、欠けていたのは説明書1冊
  • 「看板の下敷きで下半身まひ」車いすのアイドルメンバー…度を越えた悪質コメントに“物申す”
  • 「母が出てきたら私たちを傷つける」…夫を毒殺した童話作家、“息子たちが”永久隔離を訴え
  • 1日1杯の酒でも健康リスク上昇…「適度な」飲酒でも死亡率は下がらず
  • 「韓国にシャインマスカットを盗まれた」…日本政府が怒った末に…

こんな記事も読まれています

  • 生産中止から4年…WRX STIに“復活シグナル”、試されるのはファンの熱量?
  • 「大径ホイールの罠?」見た目は最強でも、ポットホール一発で財布が割れる
  • 「一般トヨタ店では買えない」GR GT、販売は“厳選レクサス店”に集約へ?
  • GM車3,500台がリコール対象、欠けていたのは説明書1冊
  • 「看板の下敷きで下半身まひ」車いすのアイドルメンバー…度を越えた悪質コメントに“物申す”
  • 「母が出てきたら私たちを傷つける」…夫を毒殺した童話作家、“息子たちが”永久隔離を訴え
  • 1日1杯の酒でも健康リスク上昇…「適度な」飲酒でも死亡率は下がらず
  • 「韓国にシャインマスカットを盗まれた」…日本政府が怒った末に…

おすすめニュース

  • 1
    日本俳優の韓国進出ブーム…ギャラ格差は“10倍以上”? Kコンテンツ人気の裏で浮かぶ構造的課題

    エンタメ 

  • 2
    「自分のことしか考えてない」横領容疑の裁判中に共演者の葬儀、“記事にならずよかった”発言に批判殺到

    エンタメ 

  • 3
    「もし生まれ変わったら結婚しない方がいい」13歳差夫婦、日常生活で衝突が絶えず夫が涙

    エンタメ 

  • 4
    約束の支払日を繰り返し延期? ギャラ未払いで制作会社は「合意済み」と主張も事務所は否定

    エンタメ 

  • 5
    「葬儀の最中に生きていた」エベレストで死亡扱いのシェルパ、デスゾーンから6日ぶり奇跡の生還

    トレンド 

話題

  • 1
    「親の七光りは嫌」人気歌手のMVにアンジェリーナ・ジョリーの娘が…“名前を隠して”挑んだ理由に反響

    エンタメ 

  • 2
    「中途解約でも返金へ」有料ファンクラブの“返金不可”規約に制裁…大手事務所など24社に是正要求

    エンタメ 

  • 3
    パニック障害で“終わった芸人”と言われた過去も…恩師が遺品に残していた本に涙止まらず

    エンタメ 

  • 4
    「バリ旅行から帰国直後に急変」台湾人気俳優が46歳で急死…急性白血病疑いにファン衝撃

    エンタメ 

  • 5
    「中途半端な存在」華やかにデビューするも翌日の仕事なし…実力派女優、新人時代の孤独を告白

    エンタメ